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『東京地下迷宮街』開始の経緯と今後

2020年末に、本企画が始動した。

立ち上げた理由は、現状に不満があったり、没になった企画を供養したかったわけではない。
上記の記事に書かれたように、自由気ままに構築するコンテンツが欲しかったのだ。
元々、世界観をこね回しながらバックグラウンドを考えるのが好きだった。それを出力して他人に共有する手段として、小説を執筆しているというわけだ。
娯楽の一環として世界観を無限にこね回したいという欲望があり、どうしたらそれが実現出来るか四苦八苦した結果、このような形になった。

ポプラ文庫ピュアフルにて発刊している『地底アパート』シリーズも、地下を舞台にした物語である。私は、地下にはまだまだ可能性とロマンが眠っていると信じて疑わないのだ(ジュール・ヴェルヌ著『地底旅行』も好きだ)。

因みに、『地底アパート』シリーズ6巻が2月5日に発売予定となっている。やりたい放題のコメディ小説の完結巻となるが、本巻でついに宇宙へと飛び立つので是非とも見届けて頂けたらと思う。

閑話休題。
『東京地下迷宮街』は現在、一つの舞台で複数の物語が展開されている。単発の短編小説『虎を諭す居酒屋』と、少女ツグミと不思議な住民達の話『地下のおばけさん』『地下の郵便屋さん』だ。
今後も気まぐれに増える予定だし、実はまだストックがある。
1月の刊行予定はないので、2月刊が発売する前にでも公開出来ればと思っている。

また、当企画は自由気ままに進めるために、僅かでも出来ることならば自分でやることにした。文章以外にも彼是と挑戦してみるつもりだが、素人同然なのでお目汚しになってしまうかもしれない。それでも、基本無料の趣味コンテンツなので、何卒ご容赦頂きたい。

しかし、風景は何度か挑戦したものの、自身にセンスの欠片もないことに気付き、自著の装画やプライベートで大っっ変お世話になっている六七質先生に依頼しようと考えた。
実は、あの積み重ねられた超構造体建築物の大ファンで、完成したイラストを頂いた時は、興奮で心から震えた。拝受の返信をするのも忘れ、しばらくの間、見入ってしまったほどだ。
この場を借りて、六七質先生には改めて感謝を申し上げたい。

世間がまた騒がしくなりつつあるが、現実逃避したくなったら地下迷宮に遊びに来て頂けたら幸いである。

ただし、本になっている作品よりも少しいびつで、少し不穏な場所ではあるが。

よろしければご支援頂けますと幸いです! 資料代などの活動費用とさせて頂きます!