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ルーカス魔法塾池袋校④発売!

ポプラキミノベルさんの『ルーカス魔法塾池袋校(4)禁断のゴーレム製造』が発売となった。
ドタバタ青春モノだった本シリーズだが、今回は少しシリアスなお話だ。
やりたいテーマをどうやったら児童文学に落とし込めるか四苦八苦した本作、なんとか楽しんで頂ける出来になっていれば幸いである。

子供の頃の方が頭が柔軟だし、新しい世代の方が我々よりも良いものをたくさん見ているので利発なのではというのが自論であり、ついつい、次世代を担うキミ達に考えて欲しい、というテーマを素のまま持って行ってしまう傾向にあるので自重せねばと常々感じる。
子供が伸び伸びと羽を休められる場所を作るのもまた、我々の役目なのだと思う。
もっと子供に触れる機会があると彼らのリアルな声も聴けて良いのだが、児童文学の編集部に子ども編集者を在籍させてくれないだろうかと妄想してしまう。

次世代と言えば、最近は若者に触れる機会が多くなった。
やはり、若者だった頃の我々よりも振る舞いが大人であり、これがデジタルネイティブ世代かと感心させられる。
インターネット普及前と普及後では、世界に大きな隔たりがあり、普及前の世界で育った方々が、自らの若い頃と今の若者を比較しながら物事を考えると痛い目を見そうだと感じた。
そういう自分も、青春時代の途中からインターネットが普及したインターネット老人会世代なので、諸々のサービス終了とともに葬り去られた黒歴史の数々のことを戒めとしつつ謙虚に生きたい。

次世代に思いを馳せすぎて取り留めのない文章になってしまったが、そんな著者が書いた『ルーカス魔法塾』シリーズ、まだお手に取っていない方は手に取って頂けると幸いだ。
そろそろクリスマスシーズンなので、プレゼントの選択肢としてどうだろうか。


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