見出し画像

日記 人の心の色は見えないけれど。

 7月10日(水)

 6時半起床。早番。猛烈に晴れたり、猛烈に雨降ったり、不安定な空。塩パンをトーストしバター塗って食べる。ソイラテとともに。昨夜寝る前、BLANKEY JET CITYサブスク解禁のニュース。これでいつでもどこでも『青い花』が聴ける。うれしい。『ダンデライオン』も好きだ。ブランキーは、ヒリヒリするような鋭さと、きらきらしている純粋さを合わせ持っているところがとても素敵。あんなにいかつい見た目なのに、ライラックってどんな花だろう、と想像するような人たち。ベンジーの心はきっと透きとおった水色だと思う。人の心の色は見えないけれど。

ガムを噛んでいる
陽のあたる場所で
壊れそうな未来
感じながら
この世界の中で 君が一番
愛してる物は何

BLANKEY JET CITY『青い花』


 勤務。数日前から抱えていた案件が意外とあっさり解決し、肩の荷が下りてほっとする。天候のせいかお客さんも少なく終始穏やかな一日。高橋幸宏『犬の生活/ヒトデの休日』購入して帰る。河出文庫は本当にいい仕事をする!


 夕飯。夏野菜牛丼、味噌汁。牛丼にはトマトとピーマン。味噌汁には切干大根とピーマン。切干大根からいいダシが出ていつもより美味しかった。甲子園での阪神対ヤクルト戦観ながら食べる。先制するも6連敗。人生とは勝つことよりも負けることのほうが遥かに多いという真理をヤクルトスワローズは教えてくれる。

 寝る前、早速高橋幸宏『犬の生活/ヒトデの休日』読み始める。目次を眺めて、ついつい『お茶漬の夜』から読み始めてしまう。高校生の幸宏さんと大学生の細野さんの出会い。本の間にポップが挟まっていて、なんだかトクした気分。栞にしよう。 

「よく、あの距離を‥‥‥。よく来ましたネ」
「遠かった‥‥‥」
 僕は彼にお茶漬けを作ってあげ、一緒に食べた。静かに黙々と食べた。突然顔をあげて、彼は言った。
「ボク、スプーンでお茶漬け食べるの初めて」

高橋幸宏『犬の生活/ヒトデの休日』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?