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後輩書記とセンパイ会計、不退の架橋に挑む

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後輩書記とセンパイ会計、
不退の架橋に挑む

後輩書記とセンパイ会計、 不退の架橋に挑む

 開架中学二年、生徒会所属、頭がいい会計の数井先輩は、いつか絶対に割れない眼鏡を開発する技術者になっていると思います。数井先輩は小学生時代、国内の眼鏡生産量日本一が富山県の鯖江市であることを知っているほどの上級者だったそうです。図書館の書物によれば、鯖江の眼鏡産業は、明治の終わり頃に増永五左衛門という人が農閑期の副業として、少ない初期投資で収入が得られる眼鏡の枠作りに着目し、東京や大阪から職人を招

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