「頭が良すぎて間違えた」って本当?

10年前くらいが全盛期だろうか。
よくタレントの石田純一がクイズ番組で問題に間違える度に、
「頭が良すぎて間違えてしまいました」
と言っていました。

当時は斎藤一の悪即斬ばりに、
「そんなわけねぇだろ!」
とテレビに向かってツッコんでいたわけですが、
このことについて改めて考えてみようと思います。

結論から言うと、そんなことは無いです。
これは、かなり嫌な言い訳です。

まるで正解したほうがバカみたいに言う、質の悪い言い訳というか。

頭が良ければ必ず正解に辿り着くことができます。
知識の量が多くて、人よりも多すぎて、間違えるなんてことはないです。

ただし、
頭が良すぎて正解が遅い、
は、あると思います。

知識が多いからこそ、いろんな可能性を考えてしまい、
早押しクイズのボタンを押すことが遅い、ということは考えられます。

よくクイズ番組で宮崎美子さんの早押しが遅いことを
「歳だからなぁ」と司会者がイジることも、自ら言うこともありますが、
これは
知識がありすぎて可能性を消し切れないという側面が強いと思います。

勿論、
早押しクイズが得意な人は知識が豊富じゃないという意味ではないです。
早押しクイズが得意な人は読み合いが強いということだと思います。

そんな僕は
家族とテレビでクイズ番組を見ているだけの存在なんですけども、
割と答えることが早いほうで。
そのことについて何でだろうと考えた時、
頭が良いというよりも、
頭が悪すぎて正解が早いという言葉に行きつきました。

テレビで流れるクイズ番組は、
考えれば誰でも分かる名詞が答えになっていることが多いと思います。

東大王やQさまの一部の問題は、
凡人では分からない名詞の時もありますが、
その東大王でもQさまでも、
凡人の知っている名詞が5割以上だと思います。

形式が凝った問題こそ、簡単な名詞が答えになります。
その時に僕のような”頭が悪すぎて正解が早い”人間が圧勝します。

脳内に選択肢が少ないからこそ、
すぐさま答えを発することができるのです。

というわけで、
「頭が良すぎて間違える」ことは無いけども、
「頭が悪すぎて正解が早い」はあると思います。

総じて早書きクイズはジャイアントキリングを起こしやすいので、
東大王に速さを競う形式が多いことはそういうことなんでしょうね。

以上、
東大王が基本的に放送されない地域の人間からでした。
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