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超時間術 読書感想文

読書感想文第5弾は、DaiG0著「超時間術」。やりたいことがいっぱいあるけど時間がない。もっと時間が欲しい。そう思っていた時にこの本と出会い、なんで時間がないのか、本当に時間がないのかを具体的に考え、時間に振り回されるのではなく、時間をコントロールする。そんな意識を学ぶことが出来た。これからは自分主体で時間を使っていけるように。では、始めよう。

結論として、時間の感覚を取り戻すとすべてが上手くいく

上手く時間が使いこなせない原因は、不安(ゴールコンフリクト)とストレス(時間汚染)だ。この不安とストレスのせいで、時間の感覚が狂っているから時間がない、いつも時間に追われている感じがする。つまり、これらを何とかすることが出来れば時間の感覚を元に戻すことが出来る。そうすると、時間の感覚に余裕が生まれ、焦らずに作業が出来る。作業効率が上がって、本当に時間に余裕が生まれるというサイクルに入ることが出来る。つまり、自分が思い描くように時間を使えるようになるということだ。

ゴールコンフリクトと時間汚染

ゴールコンフリクトとは、ゴール(目標)がコンフリクト(衝突)しあっている状態。つまり、ダイエットしたいけど美味しいものをもっと食べたいとか、貯金したいけど欲しいものがあるという状態だ。このぶつかった目標を無意識にどちらも追いかけてしまうせいで、焦りと不安の感覚が生まれる。「焦っているから時間がないように感じる」というわけだ。
これもやらなくちゃいけないのにあれもやらないといけない。やりたいこともあるのに、また頼まれごとをされてしまった。あーもうこんな時間だ。時間全然無いじゃん!
という経験は誰しもあると思う。まさにそれだ。

次に時間汚染とは、ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、その度に時間に対するプレッシャーが増える。そんな状況のことだ。つまりマルチタスク。そもそも人間はマルチタスクが苦手。
何か大事なことをしている時に話しかけられて、「いやー、わけわからなくなるから今話しかけないでー!」となったことは一度や二度ではないだろう。
二つのことを同時にやっているように見えて、実は高速で意識を切り替えているだけ。だから、脳に負荷がかかり時間の感覚が狂っていく。
つまり、いかにシングルタスクに持っていくかが勝負の分かれ目というわけだ。ToDoリストを使ったり、タイマーや集中できる環境を用意するなど。出来る人は、いろいろな仕事をやっているように見えて、1つ1つ集中してこなしているのだ。

不安とストレスに対処するポイント3つ 呼吸・姿勢・親切

呼吸は、鼻呼吸で吐く方を長くするとリラックス効果がある。姿勢は、背筋を伸ばすだけで自信を持って前向きなムードを維持できる。
さらに、意外なのが親切。人に親切にすると自己効力感、つまり自信が生まれ、時間の感覚が伸び、生産性も上がる。自分に負担がかかると逆効果なので無理しない程度に軽い親切、例えば、相手に共感する・相手のミスに寛容になる・他人にネガティブなことをしない・わがままな行動をしないなどでいい。自分にとって意味のある親切をすることで、ドーパミンが出てメンタル改善にも繋がるなら、やってみる価値あり。

+αとして、リフレ―ミング

リフレ―ミングとは、簡単に言うと解釈の変換。嫌だなと思うようなネガティブな出来事もポジティブに変換すること。「不安」も「興奮」も体に起きる変化は同じなため、不安な気持ちになったら「ワクワクしてきた」と思い込むことで、不安が解消され、時間の感覚を癒す効果がある。

まとめ

例えば、勉強する時間がない、は、(自分が落ち着いて取りくめるほどに満足な)時間がない、という前提つきだったりしないだろうか。心が不安定だと正確な状況判断が出来なくなる。これに対抗するには、その事実を知っておくことと、メンタルの安定だ。心を整えることで時間の感覚が元に戻り、集中力も生産性も上がる。
まずは、呼吸と姿勢を意識して、自分のために人に親切にしてみよう。
時間をコントロールすることは人生をコントロールすることだ。誰にも、時間にも振り回されず、自分の人生は自分で決める。それが大事。



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