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マンガでわかる「続ける」習慣 読書感想文

読書感想文第4弾は、古川武士著 『マンガでわかる「続ける」習慣』。
色々やれど、まぁ続かない。そのうち自分は短期集中型なんだと理屈をつけて諦めていたところへこの1冊。せっかく始められた「note」も習慣にするために。いざ、脱!完璧主義‼

習慣化にはコツや原則がある

なにごとも続けるには努力と根性、もしくは続けられる才能がいると思ったことや言われたことはないだろうか。でも、毎日歯磨きをするのに努力や根性は必要だろうか。たまに面倒だなと思うことはあるかもしれないけれど、歯磨きをする習慣を忘れるという人はほとんどいないはずだ。
習慣化してしまえば、面倒なことや最初は頑張っていたことも、そんなに意識せずにできるようになる。
そのために必要なのは、努力や根性、ましてや才能などではなく、コツや原則を知っているかどうかだ。

習慣化の3原則

人には、いつも通りを続けたい、変化を避けたいという心理がある。だから、いいことだとしても、変化だから脳が反発してしまう。逆に、悪いことだったとしても習慣になっていれば変化を避けたいという心理のためになかなかやめられない。
だから、脳が新しい習慣を「いつも通り」と思うまで続けること。そうすれば、歯磨きや入浴のように当たり前の日常に組み込まれる。
そこで、まず習慣化のための3原則について。

1つに絞る

あれこれ頑張りすぎて結局どれも手につかなくなるというリスクをさけるため、例えば、早起きして勉強、ではなく、まず早起き。出来るようになったらその時間に勉強。というように、1つずつ着実に習慣化していく。

行動ルールは単純に

続けることが複雑だと結局面倒になってやめてしまうため、出来るだけやることは単純にする。

結果より行動に集中

習慣化はあくまで目標達成するための手段という位置づけなので、プロセスが大事。


その上で、習慣にするためには必要な3つの時期がある。

習慣化を阻む3つのピンチ

反発期(もっともやめたくなる時期)

最初に訪れる危機で、3日坊主と呼ばれるあれだ。習慣化の最大の敵は完璧主義。やると決めたらとことんやらなきゃだと、ちゃんとできないならとやらなくなってしまう。0か100かの極端な思考。
乗り越えるためのポイントとして、とにかく毎日やる。だけど、ベビーステップ(難易度低く・時間短く)で負担を最小限にして、とにかくその行動を脳にいつも通りだよと覚え込ませることが大事。

不安定期(振り回される時期)

やりたい気持ちはあるのに、残業だ、飲み会だ、友達に誘われただのと、周りに振り回される時期。乗り越えるためのポイントは、自分の黄金パターンを作ることと、さぼらないための例外ルールを作っておくこと。
日時・内容・場所、これなら邪魔されず出来るぞという自分なりの仕組みを具体的に設定する。そして、予期せぬ邪魔が入った時用に、こういう時はこうするという対策を事前に考えておく。(ベビーステップがおすすめ)

倦怠期(飽きてくる時期)

ここまでくるとあと一歩。のところで飽きてきて、もういいやってなりがちな時期。乗り越えるためのポイントは、実行する時間はそのままにして、場所ややり方を変えるなどの変化をつけるとマンネリ解消になる。
「習慣化」はゴールではないため、目標に向けて次にチャレンジ(習慣化)することを考えることが大事。

人間は、止まっている時にはやらない理由を考えて、進みだすと行動する理由を考える生き物。とにかく脳が、変化⇒変化?⇒変化じゃないかも・・⇒いつも通り!と認識するまで続けること。だから、最初は成果度外視で、こんなんじゃ続ける意味あるのかなくらいのベビーステップでもいい。プロセスが大事なのだから。

まとめ


もっと柔軟に、気持ちを楽に、無理しないで出来る範囲で毎日やっていけば、続けることが楽になる。これがわかっただけでも続けることが出来る気がする。何のためにそれを習慣にしたいのかを明確にすることで、目標に向かうためのプロセスとしてモチベーションを維持することが出来る。
歯磨きのように当たり前に続く状態を目指す。成長のために!

アリストテレスの言葉に、「人は習慣によって作られる。優れた結果は一時的な行動ではなく、習慣から生まれる」
はじめに より


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