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教室における行動量を支える「変数」とは何か

おはようございます。
ラーメンという名の幸福に包まれたヒミツキチ森学園のあおです。
#家のそばのラーメン屋が最強という幸運
#家のそばには全国何位の実力を持つスーパー銭湯もある

さて、今日は教室における行動量を支える「変数」とは何かを考えていきたいと思います。

この本の話

教育関係者全員買った方がいいと思っています。胸を張ってそう言えます。


数値化の鬼に書かれていること


詳しくは明日話すVoicyも参考にして欲しいのだけれど、数値化の鬼の概要は次のようなことだ。

成長に必要なのは行動量だ。その指標(KPI)を曖昧さを取り除いた数値にすることがプレーヤーにとっては大事だということ。
隠れているファクト(事実)を見つけて、回数(行動量)がロストする原因を掴む。まずは行動量を増やすこと。

そして、何が効果をあげる「変数」になっているか、行動しながらその変数を見極めることをしていきたい。そのためには、
①なぜを繰り返す
②実際に行動した数値から考える
③有効だったか自分で振り返る

これらをプレーヤーは、自分でやっていくからモチベーションが上がる。
その後、長期の得を取れるか、人を変数にしないための仕組み化が重要などが巻末について続いていく。

数値化の鬼より


この本が伝えたいメッセージは、効果に関わる「変数」を見極めながら、行動量を増やすこと。そこに曖昧さや言い訳が並び、行動量が落ちてしまっているのがよくある会社の風景ということ。

行動量のピークは30代、だからそれ以降はマネジメントする側に周り、会社全体の行動量を支えていく必要はある。

ボクが感じたこと、それは識学(この著者が提唱している学問)によるメッセージは概ね受け入れて考える必要があること。

そして、

  1. 学級における変数は何か

  2. 学校における先生の行動量があるとして、KPI(数値化された指標)は何にあたるのか

  3. マネジメント側の役割が少なすぎて回れず、プレイングマネージャーをしている期間が長いのが問題点

ということだ。

②と③はいつかこのnoteでも解決策を交えて話題にあげたいと思うが、今日は①のことについて話したいと思う。


学級における「変数」とは何か



では学級における「変数」とは何だろうか
もちろん、学級は人が変数になりやすい環境だというのは前提としてある。クラスはあくまで見えない枠組みに名前をつけたものであり、一人の先生とたくさんの子どもたちとうい「人」が実態だ。

子どもたちの感情や状況は常に「変数」であり、識学の考え方だと、人が変数にならないように仕組みを作るが大前提。

「先生が言った言わなかった」にならないように、学校には学校の、学級には学級のルールがある。ルールの上で安心して成り立っているのが学校であり、変数にならないような努力というのは積み上げられてきたと思う。
#ルールは決して悪ではない

さて、では学級において効果をあげる「変数」とはなんだろうか。
授業の質だろうか。
それとも、先生の統率力だろうか。
あるいは、人柄?

19年先生を続けてきた経験の中で、公立小学校でもいろんなことを試してきた。
その中で実感値として感じているのは、「コミュニケーションの量」だ。
ボクの中では、間違いなくこれが一番。

先生とのコミュニケーションが基盤となり、学級内のコミュニケーション量も毎日豊富にあること。
それが学級の根幹を支えていく。

初任の時の青山級のコミュニケーション量を1とすると、19年目の青山級では10になっていた。
#量が単純に10倍

それが仕組みとなってあったのだ。


変数をみきわめ行動量を増やす



だから、ボクはCOUNT UP!というコミュニティを立ち上げた。


先生発信のコミュニケーション量をエンパワーの回数で測るのが、このコミュニティの特徴だ。

まずは変数の凄さに気づいてほしいのだ。
これは自分自身がやってみないとわからない。
行動してみて、変数を探っていくし、自分に合ったエンパワー(行動量)の増やし方がきっとある。


ちなみに、先週金曜日、ボクがある子との振り返りの様子はこんな感じ。

あお「今週どうだったー?」

子「課題に追われちゃって終わらなかった。ラジオ局見学のまとめもあったし…」

あお「⚪︎ラジオ局の発表、すごくわかりやすかったー。ちなみに、やることがいっぱいの時って、頭の中どんな感じ?」

子「うーん、どうすれば課題ができるかって問いを持ってる」

あお「⚪︎すごい!どうしよう…じゃないんだね。前向きな問いを持つって大人も難しいんだよ、⚪︎それを持ててるのすごいね」

子「でもどうしたらいいかが見えてこないんだよね…」

あお「⚪︎そっかそっか、でもその次を考えてるのは、ほんと尊敬します。一週間って単位が少し長いのかも。1日単位で使うツール変えてみるのはどうだろう?」

子「そっかぁ、今週はずっと『時間を使う』でタイマー使って学んでたんだけど、課題(教科)によって変えるのもありだね!」

あお「ボクはその日によってで考えてたんだけど、教科もありだね、⚪︎その発想あとでみんなにシェアさせてもらっていい?」

子「うん、もちろん!」

あお「⚪︎ありがとうねー」

子「ううん、ありがとうー来週もよろしく。」

こんなふうに1on1のやり取りの中で、何回もエンパワーすることができる。
何気ない一幕なのだけれど、○の部分でエンパワーされる言葉をちゃんと挟むようにしている。

その数値は、ちゃんと裏切らない。
エンパワーの回数で言うと、平均は150回程度。1月の累計は1092回だ。
こうやって平均で探って、累計で自分自身を励ましていくのも大事。
その際、平均の数値には気をつけて、ごまかせる余地をなくしていくことも必要だと本の中にも書いてあった。

学級の中における変数は、「子ども同士のコミュニケーション量」と「先生のエンパワー量」だ。
ここに絞って実践していくと、クラスが変わる様子に出会えるはず。


COUNT UP!は2期も行っていく予定(4月〜)。
もしよかったら、次は一緒に仲間に加わってほしい。


今日も読んでいただきありがとうございました。
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