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公立を辞めてヒミツキチに来たのは

おはようございます。
子どもたちと会うのが楽しみで朝の3時半に目が覚めるあおです。家の前でヨガをしていると同じく4時に出勤していく隣のご主人と苦笑いしあうのが日課です(笑)
   
さて、今日は表題の「公立学校を辞めてヒミツキチに来た理由」をお話ししようと思います。
今日はツラツラと思っていることを書くので、ちょっと長くなりそうです。


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◉公立で挑戦してきたこと
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この理由については非常にいろんなところで聞かれます。

この前の先生を対象にした「オンライントークセミナー」でも、この話題が出ましたね。

それにしても、
「なんで辞めて行ったの?」
は皆さんの興味があるところなんだと改めて思いました。 

この前のオンライントークセミナーで話したのですが、話しながら「あぁ、言語化難しいなぁ」と感じたのは確かです。
何度も何度も話すし、実は10の理由なんてスライドも作っていたりしたのですが、その度にどれもしっくり来ていないんですよね。。。

あれ、ボクはどうして、ヒミツキチにいるんだろう??   
言語化することは誰の望みでもないのかも、ボク自身も改めて向き合ってこなかったし、その最中のことを深く思い出せないんですよ。。。 

    ボク自身、公立の学校が好きだったのは確かで、特に最後の年は15年間で一番難しいクラス。
あぁ、これは一人ではなんともって思って、
◎学年の先生たちと毎日20分の振り返りを続ける
◎一人サポーターに毎週水曜日に来てもらう
◎教室にベンチを置き、徹底的に対話を繰り返す

先生一人で頑張ることを諦めて、他の先生たちにも入ってもらいながら、クラスの子どもたちも毎日のサークルの繰り返しで仲間に引き込んで、「対応する▶︎みんなでみる」そんなクラス・学年になっていました。

学校の中に足りなかったのは対話で、先生同士の関係性や思考も対話を繰り返すうちにすごく良くなったんですね。
翌年、ヒミツキチに遊びに来るくらい。

さらにクラスも落ち着き、対話大好きになったクラスはその力を生かして、長縄でも2年生で全校4位、ドッジボール大会も優勝っていう成果も出ていました。

クラスを力で束ねるがクラスを信頼で束ねるに変わり、学年にそれを広げながら、みんなで変わっていく…   

いい循環を作れていた公立を飛び出してヒミツキチに来た理由。
それは、直感です。    

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◉直感を信じる
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「え、直感なのかい!?」
って思った方もいるかもしれません。

でも、それが一番しっくりくる。

ボクは、現校長のちほやんに誘ってもらい、ヒミツキチのカリキュラムを作る側に回っていたんですが、カリキュラムができていくうちに、
「あ、これ、きっとうまくいく」
って直感が働いているんですよね。

この直感はバカにできなくて、15年の経験と目の前にあることを脳が勝手に分析して弾き出しているんです
きっと裏ではものすごい計算がされているけど、うまく言語化されない領域で、何かを弾き出して、「やれそう!」が出てきている。。。そう思うんです。    

一緒に働くちほやんやみっちゃんの人柄には嘘がなく、今も一緒に働けていて幸せです。
それも、二人と過ごしてみて感じた「この人たちとなら作っていけるな」っていう直感です。でも、きっと今までの人間関係の経験の束が弾き出している「きっと大丈夫!」なんだと思うし、事実、開校後も二人には感謝しかありません。    

言語化した1つひとつのことよりも、最後は直感で決めている。大事なことは今思えば全部直感で決めてきました。   

あ、最近では直感でいいんだなぁって、自分を信じようって思えています。

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◉抱えた問いを考え続けていつか…
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とはいえ、ボクのところにはいろいろな相談が来ます。

元同僚が「退職して外国で先生をやりたいと思うんだけど、話聞いてくれませんか?」とか。

「学校の先生を辞めて、こんなことしたいと思ったんですが、どうですか?」とか。   

「いいんじゃない?」って答えるんですけど、その度に思い浮かぶのは、現場で頑張っている元同僚の顔です。今の仕事を続けていくかと悩みながらも、現場で踏ん張っている同期の姿です。


「みんなが公立から飛び出したら、それこそ公教育が回って行かないだろ」
「みんながお前のように自由にやれねえんだよ」
「その歳からは、今度は後輩を育てて、学校が回っていくようにするのが役目だろ、逃げ出すのかよ。」

直接ぶつけられたわけではありませんが、そういう想いも感じながら学校を飛び出してきて、今、ここに立っています。          

「公教育を飛び出して、自由にやろうぜ」なんていう気は全くありません。    ただ、自分が飛び出して仲間と作った場所は、本当に尊い場所です

この場所を通じて、仲間と作っていくヒミツキチ森学園を通して、何かできることはあるのだろうか。      

そんなことをずっと考えています。    

今すぐじゃなくていい。前例がないことをしているんだから、それは自分で探していかないといけないよなぁ。そんな問いをぎゅっと抱きかかえながら、今を歩んでいます。         

公立の小学校を飛び出して1年半が経ちました。
今日も変わらず子どもたちと向き合う日々です。

出てくる言葉、子どもたちの笑顔、尊いものです。その尊さが、また自分に問いを考え続ける力をくれます。


今日はコラムをお届けしました。

ヒミツキチラボでは、このようなコラムを月に8本ほどお届けしながら、ヒミツキチ森学園を通じてワクワクしたいことを、仲間達と共創しています。

ご興味ありまたしたら、のぞいてみてください!


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