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「請求明細」 をDXする:前編

社内のDX化について5~6年前位から積極的に取り組んでいます。
「社内業務に関わる書類のペーパーレス化」を実現するために、「電子請求書発行システム」の導入は重要な通過点でした。
システム選定から運用に至るまでの紆余曲折や反省点をまとめました。
今回は「電子請求書発行システム」選定~導入についての前編です。

導入責任者の管理本部長 野田さんと、システム設定・運用を担当したスタッフIさんに当時の様子を伺いました。 


■導入システムと選定期間

導入システム:株式会社ラクス「楽楽明細」
「楽楽明細」は、請求書、納品書、支払明細などの帳票をWEB上で発行し、
自動で取引先まで届けるクラウド型の電子請求書発行システムです。

選定期間:約3年
導入時期:2021年春

■「楽楽明細」の選定理由は、値段とシステムへの安心感

――システムの選定方法は?

野田:まずは比較サイトでの調査を行い、スタートしたのがコロナ禍前でしたので展示会にも足を運びました。目当てのシステムの説明を聞き、デモを見て、導入候補のシステムを2つに絞り込みました。

比較サイト:ITトレンド、BOXIL SaaS、ITreviewなど
足を運んだ展示会:[東京]総務・人事・経理 Weekなど

――導入候補のシステムを2つに絞り込んだ後、ラクス様の「楽楽明細」を選定した理由は?

野田:料金体系がシンプルで弊社に一番合っていた点と、既にその時にラクス様の「楽楽精算」も使用していたので、併せたパッケージ料金などのメリットがあるかも?の期待とシステムに対する安心感もあったからです。(期待は期待で終わりましたが・・・)」

――システムに対する安心感はどういったところで感じられましたか?

野田:ラクスさんは、電話やメールで問い合わせでき、迅速に対応してくださるので、サポート対応がとても良くそこに安心できました。

――導入前にデモをしましたか?

野田:デモはしました。スタッフIさんも一緒にしました。ただ、ラクス様で用意している環境でのデモであり、弊社の使用環境で実施するトライアルが出来たわけではありません。

――他のシステム導入(ワークフローや、勤怠管理システム)と比較すると、検討時間が長かったと思います。時間がかかった理由は?

野田:まずはコロナ禍となり選定が進まなかったこと、予算が思った以上に掛かること、そして他のシステムとは異なり社内だけではなく、取引先様の協力が必要になるシステムだったからです。
コロナ禍となったことが導入を後押ししました。当社が取引先様からもらう請求書も電子データが増えていき、紙の請求書を郵送されていた取引先様にも電子データの送付を依頼しやすくなり、「電子請求書発行システム」導入をスピードアップさせました。

前編は「システムの選定編」をお届けしました。
コロナ禍、緊急事態宣言により在宅勤務が定着したことで、社内DX化が大幅に加速しました。

■次回のお題は
今回の「請求明細」 をDXする:後編をお届けします。


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