ホルモン注射のリスク、若い頃には感じなかったけれど
私は女で生まれて途中から男になった者です。
大学卒業する頃に男性ホルモン注射を打ち始め、
名前を変え、
乳腺を摘出し、
子宮卵巣を摘出し、
戸籍上男になりました。
ここまでが23歳くらいまでにやったこと。
男性ホルモン注射に関しては、
1本打っただけで身体が変化するものではなく、
2〜3週間に1度打つことで少しずつ声が低くなり、体毛が濃くなり、肌の質感も変わり、男性らしくなってくる。
そして、生殖器が無く体内で性ホルモンが分泌しないため、一生打ち続けないといけない。
生物学上の女性が男性ホルモンを投与すると、多血症や肝機能障害などの副作用があると言われている。
実際2本目を打った次の日に猛烈な吐き気で目覚めたり、急に心臓がドクドクしたりして、体に悪いことをしていると実感したものである。
投与開始から15年以上経過した今
それから注射の本数を重ね、ヒゲも青くなるような外見になり、今に至る。
子宮卵巣を摘出するまでは2週間に1度、摘出後は3週間に1度、テスチノンデポー125ccを投与している。
打ち始めた時はエナルモンデポーだったが途中で病院を変えたためテスチノンデポーになった。
この2つは商品名が違うだけで成分はほとんど変わらないみたい。
野菜を少し意識するとか食生活に多少気を配るとかしているくらいで、注射の副作用も感じることはなく、特に困ったこともなく過ごしていた。
しかし、
注射を打ち始めて15年以上が経過し、年齢もアラフォーと呼ばれる年代になった今
これまでには無かったことが起こり始めた。
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