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2022年夏季遠征について(計画変更)

 少し前に今夏のパキスタン・インダス川カヤック下り挑戦の旨を記しましたが、訳あって今回は渡航中止することにしました。ビザも航空券も押さえていましたが、本当に残念。

 ずっと前からこの計画を視野に入れて色々と情報を漁ってきたので、行けなくなって無念というか、本当に悔しいのですが、必ずやりたいことに変わりありませんので、気が熟したタイミングでまた挑戦したいと思います。


 さて、仕事は7月末から9月上旬まで休みにしているので、この空いた時間を有意義に使おう!と、遠征先の変更を検討しました。そして色々なことを加味した結果、今回は、ゴビ砂漠単独徒歩横断行に挑戦することにしました!

 正直これは僕にとっては妥協案でしかなく、ある程度のことが想像できてしまうという点でインダスよりも少し魅力は薄れるのですが、今回の挑戦にあたって期待できることは以下!

将来的に視野に入れている「サハラ砂漠徒歩行」の予行演習になり得る点

数年前から、いつかサハラ砂漠横断には挑戦したいと心のどこかで憧れている。しかしサハラ砂漠はいくつもの国境をまたぐし、期間も少なくとも数ヶ月かかる。加えて、ここ数年はまだ各国の情勢をみる限りできないかと思う。サハラと比べるとゴビ砂漠は、気温的にも、地面の歩きやすさ的にも下位互換ともとれるのだが、環境や装備、また体力面、1日のペースなど、今後の挑戦における経験およびデータになるかと。

最近自作しているテントなどのギアのクオリティテストを厳しい環境で長期にわたってできる点

これは、あわよくば今作っているテントやタープなど、こじんまりとでもアウトドアブランドとして商品化していきたいので、ゴビ砂漠のような広大で荒涼とした土地での長期での使用は、商品の強みや欠点が自ずと見えてくると思うので、ギアを洗練、改良していくのに必須だし、実際に僕が使用していることで広告にもなる。

日本人で過去にゴビ砂漠の単独徒歩横断に成功した人は今のところいないっぽいという点

ネットで調べる限り、バイクや自転車での挑戦は散見されるが、意外にも日本人によるゴビ砂漠の単独徒歩横断というのはまだやられていないようで、もっと意外なのは世界で初めて単独徒歩横断に完全な形で成功したのはつい最近であるということ。俄には信じ難いが、2018年にマテウスというポーランド人が成し遂げているのが世界初らしい。ゴビ砂漠なんてよく聞く地名だし、未開、未踏というワードとは遠い存在かと思っていたが、2018年というとついこの間だ。現代では冒険の対象は少なくなっていると思っているけど、探せば未踏の地や未達成なことはまだまだあるのかな。今回僕に許された時間は30日間なので、1600km歩き切ることは出来ないかもしれないが(先のポーランド人は58日かけている)、とりあえず挑戦してみる。


この3点が挑戦を決めた主な理由ですが、これらはまあ後付けともいえる理由で、純粋な部分では、道が無く人のいないところを独りで歩きたいという気持ちが大きいです。

何れにせよ、どんな景色が待っているのか楽しみ。急ピッチで情報収集と必要な物資を集め中です。
来週から、気をつけて行ってきます。

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