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実家の片付け最終章その4 フリマ編

必要ない、でも捨てられない。家を埋め尽くすそんなモノはフリマで売ってしまいましょう。2021年の春、出店予約までして、きっちり準備もしたけれど、残念ながらコロナですべて中止となりました。秋になり、やっと、チャンスがやってきたぁーー!

フリーマーケットに出店する。

フリマに出店したことがある人ってどれくらいいるのかしら。私の周りにはほとんどいません。私自身は過去に何度か経験があります。いつも同じ、実家の近くの公園です。今回もそうです。2021年、9月から11月の間で、3回、フリマに出店しました。

準備しよう!

売るものを用意する。
今回は実家の不用品がメイン。食器、衣類、雑貨など多岐にわたります。送料が高くついたり、単価が安かったりと、メルカリじゃ売れそうもないモノばかり。自宅の不用品もついでに。サイズアウトした娘の服のほか、私のコレクションも売ります。実家の片付けを通して、もうモノを集めることに魅力を感じなくなってしまったのです。

まずは状態を確認して(新品でタグや元の値札がついているのはあえてそのまま)、値段を決めます。ほとんどの人が値段交渉してくるので、ちょっと高めの設定です。そのままの値段で売れたら、ラッキー! 荷札やはがせるシールに値段を書いて付けていきます。服につける値札には、ひと目で分かるよう、サイズやブランドも書き込みます。『どれでも300円』など均一価格で売るものはそれぞれダンボールにまとめます。POPも書きます。あとはアイテムごとに箱に詰め、「食器」などと外側に品名を貼ります。出店スペースには限りがあるので、陳列する優先順位も考えておきます。

当日の持ち物
ブルーシート、ハサミ、ガムテープ 、ポスカと画用紙、紙袋・レジ袋、お釣り、カルトン、電卓、新聞紙、消毒液。当日、持って行くモノはこんなところでしようか。服が多いのなら、ハンガーラックがあると見やすいです。大きなモノを売る場合は、大きな袋を用意します。途中で値下げする時に「どれでも100円」などと書いて貼り出すので、画用紙とポスカも必要です。新聞紙は割れ物を包むのに使います。お釣りの小銭は100均で売っている「セパレートコインケース」に入れておくと便利です。あとは飲み物とささっと食べられるパンなどでしょうか。

当日。さぁ、売るぞっ!

屋外でのフリマは雨が降ったら中止。途中で降り出したら最悪です。強風のため、途中で撤退したこともあります。風が吹くたびに、ラックを押さえ、商品に覆いかぶさりました。せっかく準備したのに、出店料も払っているのに、と思うと途中で切り上げる決断がなかなかできない。周りがすっかりいなくなったころ、私も撤収しました。

当日の朝、荷物は台車でせっせと運びます。毎回、早めに準備完了するつもりが、なぜか開場に間に合わない。出店の手続きにも意外と時間がかかるのです。ここで出店料2500円、年会費500円を支払い、場所を指定されます。

箱を開け始めるとすぐに群がってくる人たちがいます。毎回、います。勝手に箱を開けて物色する人さえいます。確認したことないけれど、「転売ヤー」ではなかろうかと思います。私はアメリカントイやグッズを集めていました。今回、フリマに持って来ましたが、ほぼ開場と同時に、こんな感じの方々に早々にお買い上げいただきました。破格に安いのかも知れません。次の日にはヤフオクに出ているのではないかと思いましたが、まぁ、売れたからヨシということで。

お客様とのやり取りは楽しいです。話が弾むこともあります。でも、時々、イラッとしてしまうことも…。「これが300円だってー!高っ!」なんていきなり言われると「じゃあ、買うなよ」と思います。ひとこと「安くなりますか」と言ってくれれば値下げするのに。並んでいるものを乱暴に扱われるのにもイラッとしました。
「捨てるよりマシ」と思ってたはずなのに、やっぱり欲が出てきちゃう。そりゃないよーという値段まで下げて欲しいと言う方にはつい、こっちも意固地になって「ムリッ」っ言い返したりしちゃいました…。

いらっしゃいませー


売れたのはこんなモノ

食器類
一番売りたかったけど、残念ながらたいして売れなかった…。食器なんて100均でも売ってるし、今更、いらないんですかね。しかも、搬入時に箱ををひっくり返しちゃって、いくつか割れてしまうというアクシデントも発生。
人気だったのは、ついでにと持ってきたお猪口。持ち帰りやすいから? 
ポツポツとしか売れない中、フィリピン出身という方がたくさん買ってくれました。フィリピンに送るそうです。用意した紙袋に入れたら重くて破けそう。売る予定だった大きなバッグに入れて、お持ち帰りいただきました。
ひとりのお客様から「ノリタケとかないの」と聞かれました。するどい! ノリタケは実家でたくさん見つけて、自宅に持ち帰ったのです。メルカリで売ろうと思って。

衣類
亡くなった父の服。新品のパジャマやシャツ、下着(もちろん新品、タグ付で包装されたもの)などは100円~300円で、まさに飛ぶように売れました。まとめてお買い上げの場合はもちろん、おまけつき。母の服も、100円均一。これも売れました。20歳くらいの女の子たちが「カワイイー」って言って買ってくれたのにはちょっとビックリ。子ども服は対象のお客様が限られるので、なかなか動きません。今回はおひとり、「娘のサイズにぴったり」とたくさんお買い上げいただきました!

インテリア小物
新品の小引出し。典型的な、和風のヤツ。売れました!子ども用の椅子。すっごく個性的な、近未来的なヤツ。これも売れました。こんなかさばるものが売れると本当にウレシイ! 

おひとりから「タオルはないの」と聞かれました。まさに「売るほどある」のがタオル類。ただし、売れないと思い、1枚も持って来てきません。残念。

フリマ終了。


こうして、3回のフリーマーケットが終了。だいぶモノが減り、足の踏み場のなかった納戸にも入れるようになりました。しかも不要品をお金に変換することができました。しかし、まだまだ実家に残る不要品。もうフリマの開催はありません。

次はジモティーに挑戦だ!

次回に続きます。






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