【冒険】出羽三山③ 番外編
実はこの旅の中で最終日の最後の1時間が、私の中で1番パンチがきいた時間だった。
初日バスの中で、こんな雑談を聞いた。
「○○○で即身仏をみたんだけど、凄くお金にシビアな場所で、寄進はチャリンじゃなくてパサッがいいです~と○▲▷◆◎☆□だったりして、なんだかあんなに厳しい修行をして即身仏になった方はどう思うんだろうとか思っちゃった~」
お坊さんもいろいろ大変なのか、お金もうけに力を入れているのか。。。。
というか、即身仏ってなんだ?
Google先生より回答をもらう。
「即身仏」とは、江戸時代から明治の初めにかけて、飢饉や天災、疫病などから人々を救うため長い間山に籠り、木食修行を行い、最後には土の中に入り鉦を打ち鳴らし読経しながら即身成仏した方々のことです。この即身仏が最も密集する地域といわれるのが、山形県の庄内地方。
(; Д)゚ ゚
文字だけでも重量感が半端ない。
それでも凄く気になって、最終日の空き時間にやってきた南岳寺。バスの中で聞いた○○○は遠慮した。
丁寧に説明してくださる住職さん。
ここには、明治時代に入ってから即身仏となられた一番新しい方が静かに佇んでいる。
生きている時からミイラ化しやすいように漆を飲んだりするそうだ。
衝撃的すぎて、残像が家に帰ってからもしばらく頭に残った。
そしてこのお寺
写真の左脇たてものに長南年恵さんという方の御堂があった。
医者の免許なしに自分が出した神水をつかって治療をしたことで、逮捕されるが結果無罪となる。その勾留中や裁判でも不思議なことが起きたらしい。
賛否両論あるし本当のところはわからない。ただ新聞に記録された裁判の不思議な話といい、即身仏が多数残っていることだったり、山形はちょっと不思議な余韻が残る場所だ。
私の曾祖父も明治時代に、山形のお寺で産まれた。
80年後のその場所に|青りんご|note(ノート)
それだけなんだけど、山形をちょっと身近に感じてしまうのである。
月山パイロットファームからの眺め。
昨日とはうって代わり今日は青天なり。
(*゜Q゜*)
see you!!
最後まで読んで頂きありがとうございました。