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ハイスペ男性の思考回路を超絶詳しく解説!小悪魔がハイスペに惨敗するワケ(バチェラー4)

ハイスペックな男性を攻略したい、脳内を覗いてみたい方に向けて、「バチェラー4」を例に解説します。番組を見ていなくとも大丈夫です。
これまでハイスペ男性との恋愛に悩む女性を多く見てきました。そこで、経営者一族の元に生まれ、ハイスペとばかり交際してきた私の考えをまとめました。少しでも参考になれば幸いです。

※ハイスペ男性の定義(※1)
個人の経済力が日本の上位1.4%に入り、かつ異性から見て魅力的な要素を兼ね備えた人としています。定義は自由なので、各々の見解でもいいと思います。

※男性は女性の外見を重要視している説
それは実際に一理あると思いますが、今回はバチェラー出演者の全員が美人だったこともあり割愛し、内面にのみフォーカスします。


バチェラーを語る上で重要な前提

バチェラー4を語る上で、大事なことを忘れてはいけません。
バチェラーは、大前提が「ハイスペ男性との恋愛」なのです。
ハイスペ男性は人口の1.4%以下しかおらずマイノリティなので、一般的な感覚をもった男性(以下、一般的な男性)との恋愛観を当てはめて考えると、ズレてしまいます。
「1.4%に入る、かつ経営者」に絞ると、さらにマイノリティです。

一般的に言われる「追いかけたい女性像」と、ハイスペ男性が本命として追いかけたい女性像は、同じではありません。ハイスペ男性が追いかけたい像を網羅している女性は、一般的な男性からも広く支持を得ます。つまり、ハイスペ男性から本命にされる女性像をトレースしておけば、全方位にモテるので誰が相手でも恋愛成功率が上がります。

ここから本題に入ります。

まず、バチェラー4の主役であるコウコウさん(経営者男性)は女性陣に対して先にひとつ「Give」の状態でスタートしています。

何をギブしているか?
それは、財力です。
交際・結婚すれば、現金を直接渡されるわけではないにしろ、家や生活水準など、コウさんの財力の一部を享受できます。

バチェラーにおいて女性陣は、一般男性とはかけ離れたハイスペックな男性との恋愛を求めて番組に参加しています。
そしてコウさんはその要求に応えられるスペックの持ち主。
この大前提はとても大きいし、外して考えることはできません。

出会った人がたまたまハイスペだった、とは雲泥の差があります。

①コウさんからのギブに対して、女性からは何をギブできるのか?
②ハイスペ男性が求める女性像とは?

という点がバチェラー4の展開に反映されているように感じました。

①【コウさんからのギブに対して、女性からは何をギブできるのか?】

後半まで残った小悪魔な女性のとあるセリフは、ハイスペ男性とうまくいかない典型的な価値観として印象的でした。
「不安にさせないでほしい。私の心が離れそうになったらコウさんから捕まえにきてほしい」

女性の本意はともかく。ハイスペ男性にとっては、あれもしてほしい、これもしてほしい、と求めるばかりの言動に映ってしまったのではないでしょうか。

ハイスペ男性と恋愛をする上でのタブーのひとつは、「クレクレ星人」です。
コウさんからは既にギブ1の状態。
番組の経費ではありますが、素敵なデートも、リードも、男性側が与える構図です。
女性側はギブ2、ギブ3を望むと同時に、自分からは何をギブできていたのでしょう。

女性の美や若さは、ハイスペ男性にとっては価値になりづらいものです。なぜなら、美も若さも、経年と共に確実に価値が下がっていくものだから(※2)。
また、「美しい私と食事できる時間」はギブになりません。なぜなら、ハイスペ男性は日常的に美人と接触する機会が多く、美人であること自体には何のレアリティもないからです。『綺麗どころ枠』は使い捨てても余るほど、存在に代わりがきくのです。

ハイスペ男性の多くは、女性からのギブに
・精神の安定
・精神の自立
・安心感

を求める傾向にあります。
なぜこの3つか、というのはハイスペの脳を読み解くと納得できると思います。

 ▶️ハイスペ男性の脳内とは

ハイスペ男性(特に経営者)の脳内は概ね
・大きなリスクと常に隣り合わせ
・結果を出すために常人の最低3倍以上の努力をしなければならない
・人や社会に価値を与え続けなければならない(社員の給料含む)

これに関連する事柄で埋め尽くされている傾向にあります。

そのうえで、

・愚痴や悩みを吐き出す場所がない
愚痴や弱音を言う経営者だと社員や株主が不安になるし、そんなことを吐露する暇があるなら売上のことを考える時間に宛てなければならないのが、経営者や外資系の高給取りサラリーマンなど、ハイスペの仕事。
つまり一般的なサラリーマンと違って、気軽に弱音や愚痴を吐くことが許されないのです。
かつ、同じベクトルで物事を見られる人が多くないので、相談できる相手がとても少ないのが現実。その相談ができる相手ももれなくハイスペで、お互いに忙しくて会うタイミングを合わせられません。

・ストレスを発散するタイミングが少ない
リタイアした一部の方を除き、ハイスペは一般的な人に比べて、脳も体も休息タイミングが少ない傾向にあります。
例え自由に休暇を取れたとしても、「何かあれば秒で会社が傾く」という思考を寝かせられず、脳が仕事から完全に離れることはほぼ不可能です。

・ストレスは猛スピードで大量に溜まり続けていく
発散量と増加量のバランスが噛み合っていないのが、ハイスペです。
特にハイスペ経営者は、将来を左右する意思決定を短期間、かつ大量に行っています。じっくり考える時間はない上に、間違うことは許されません。
一般的な感覚ならば、鬱になったり過労死したりするライン。
ハイスペのバイタリティは常人ではないので崩壊せずにいますが、ギリギリのバランスを保つのに精一杯なことが多々あります。
さらに、それを表に出せない、自信満々に振る舞い続けなければならないという悪循環を抱えています。

脳内CPUは常にフル稼働。
プライベートにおいては、更に脳を働かせなければならないようなものを避けたがります。

つまり、
・俺が一生懸命ギブし続けないと離れていくかもしれない
・俺が一生懸命ギブし続けないと浮気するかもしれない
こういった脳の稼働を増やさせる女性を、本命としては好まないのです。

特に経営者の場合は社員のマネジメントが仕事の一環なので、「プライベートの時くらい他人のマネジメントを休ませてほしい」と、手のかかる女性を一層 敬遠する傾向にあります。

ハイスペ男性が好むのは、

・精神の安定

常に精神が一定に保たれている。
メンヘラ化しない。
誰かがケアしなくても、自分で自分の機嫌をとれる。

・精神の自立
勝手に不安を膨らませて病まない。
被害妄想と事実をわけて考えられる。
客観的に判断し、自分の中だけでネガティブ感情を抑制できる。
すぐに人に頼ろうとせず、まずは自分の力で頑張る。実力不足でどうにもできない時は周囲に助言を求めつつ、自分のレベルを上げて結果的に自力で解決できるようになる方向を目指す。

・安心感
てんこ盛りにケアしなくても自然体で愛し合える。
気を抜いても信頼を失わない。
根拠のない不安を理由に、他の男になびかない芯の強さを持っている。
もしも事業が傾いて一文無しになっても、節約生活に文句を言わない。

この要素を全て持った女性です。
その視点で改めて小悪魔女性の発言を見ると、

不安にさせないでほしい→
「俺に求めるんじゃなくて、自分の精神は自分で安定させてほしい」

心が離れそうになったら捕まえにきてほしい→
「自分の心は自分で管理してほしい。俺がマネジメントしないと浮気する可能性があるってこと?」

「この女性と交際すると、どれだけ脳の稼働を増やさないといけないのだろう。どれだけ時間を割かないといけないのだろう。大変そうだな、疲れそうだな、やめておこう」

こうなります。

ハイスペ男性は女性から多くのお声がかかるので、わざわざ心労を増やす要因となる女性を選ぶ必要はなく、脳を疲労させない女性を本命に選ぶ傾向にあります。目の前の美人にすがり付いて我慢する理由がないのです。
バチェラーはまさに、1対 多数のコウさんが選ぶ立場の企画。残したい女性は、本命候補になりえる人物像です。
「捕まえていてほしい」と発言した女性があのタイミングで脱落したのは、こういった要因からではないでしょうか。

 ▶️ハイスペ男性にとっての価値とは

???ちょっと待って、そもそも
精神の安定、精神の自立、安心感は性格に関するものであって、女性からのギブにはなってなくない?

ええ、いい質問ですね(誰目線だよ

精神の安定、精神の自立、安心感

この要素は、ハイスペの脳に休息を与えます。
「脳を使わなくていい」「頑張らなくていい」は、ハイスペ男性にとって価値が高いのです。

ギブ=相手にとっての価値あるもの

女性にとってギブの意識は低くとも、ハイスペ男性にとっては価値なのです。
最終的に選ばれた女性の言動は終始、精神の安定、精神の自立、安心感の3つを網羅していました。

②【ハイスペ男性が求める女性像とは?】

中途半端ですが、執筆時間が足りず…笑
このパートはいつか気が向いたら、追記します。


女性の問題ではなくマッチングの問題

バチェラーの参加女性は言わずもがな、素敵な方々でした。結末は、魅力の差ではなく、単にマッチング(相性)の問題だと思います。
一般的な男性との恋愛観をハイスペにぶつけてしまったか、ハイスペとの相性がよかったか、その差が結末に繋がったのではないでしょうか。

ハイスペに対して一般的な恋愛観を当てはめてしまうと、視点がズレてコウさんのことが理解できないと思います。

私の周りのハイスペ男性たちからは、コウさんの毎度の決断に共感が持てる、といった感想を耳にします。

また、私の周りのハイスペ男性の彼女や奥様たちはみなさん、ハイスペ男性が好む典型的な女性像です。

もし、まだ番組を視聴していない方がいらっしゃれば、こういった視点で結末予想をすると、新たな楽しみ方になるかもしれません。
マイノリティであるハイスペを相手に恋愛をしている方は、これまで書いたことを念頭におくと悩みの解決に向かっていくかもしれません。
もしそうなれば嬉しく思います。

脚注についての説明

※1 ハイスペ男性の定義
いろいろな定義があると思います。今回はコウコウさんをモデルに、東京におけるハイスペってザックリこんな感じ!を雑に設定しました。特に港区・中央区・一部の渋谷区となると、ハイスペと定義される年収はもっと厳しくなる傾向になります。
年収設定を人口の5〜10%に下げてもハイスペに入るのでは?と思う方がいらっしゃれば、それでいいと思います。年収ではなく仕事を死ぬほど頑張ってて性格が最高な人がハイスペだ、そういう定義でもいいと思います。
ただし、お金の使い方が下品で人徳のない「お金『しか』持ってない人」はハイスペではありません。お金で絆されないように。

※2 経年と共に価値が下がる、美貌と若さ
「美や若さは目減りする資産である」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。値が下がっていくと分かっている株をわざわざ購入する投資家(ハイスペ)はいないという意味で、人間は必ず歳を取るし、必ず見た目も劣化していきます。
東京の港区界隈では実際に、ハイスペには若い女性よりも30代女性の方がモテるケースが多いように感じます。
美や若さと等価交換できるのは、非ハイスペ(財源やビジネス内容が不透明でグレーなお金持ち、お金でしか人が寄ってこないオジサマなど)の財力で、いわゆるトロフィーワイフってやつです。
勘違いしてはいけないのが、ハイスペ男性は女性に対してもハイスペック(仕事での成功や高収入)を求めているわけではないということです。見た目や仕事ではなく、精神の成熟度が圧倒的に大切です。

番組はあくまでエンタメ

旅をした時間のほっっっっとんどは、尺の都合で編集・カットされています。バチェラーは短期間での決戦なので、お互いが心の根っこまでを探るには期間が不十分。

恋愛の本質<視聴者が楽しめる部分をピックアップ
この観点で編集せざるを得えないものです。

コウさんの選択の仕方を見ていると、決して表面的な部分や顔で選んでいたようには見えず、見事なまでにハイスペの思考にのっとった進行でした。

番組制作の都合も踏まえると、きっと視聴者には見えない部分でもっと深い話や本質を突くような話をしていたのだろうな、と思います。

スペックに関わらず、恋人になった後は心と心でしか関係を紡げません。
脱落していった女性たちがコウさんに対して欲していた安心や信頼、押しの強さなどは、最後に選ばれた女性に惜しみなく注がれることでしょう。

モテる人は、主に2つに分類される

モテる相手を対象とした恋愛の場合、男女ともに「モテネイティブ」か「後天的モテ」かによっても傾向は変わってきます。ハイスペとの恋愛に限らず、あらゆる異性の分析や攻略の精度を上げる際には、ここも加味して考えるのがオススメです。

「モテネイティブ」とは
以下の全てが当てはまる、自我が芽生えた時から途切れずモテ続けている人。
・モテるための努力や意識をした覚えはないのにずっとモテてきた
・自分が好きになった人とは頑張らずとも必ず両思いになれる
・モテなくなった時期はない
・付き合った後はなかなか振られず、愛され続けてきた

「後天的モテ」とは
何かしらの要素が加わってからモテ始めた人。
・モテるように努力した
・稼ぐようになったらモテた
・イメチェンしたらモテた
・男子校または女子校で異性と接点がなく、社会人になってからモテた

コウコウさんの言動を見ていると、後天的モテの方かなという風に勝手に分析させていただきました。過去を存じ上げないので、違っていたらごめんなさい。

最後に

コウさんや女性陣の全てを肯定するわけでも、否定するわけでもありません。
あくまで、他のハイスペ男性にも当てはめて考えられる恋愛の要素を抽出したコラムです。

金銭的な潤いを理由にハイスペ男性と結婚がしたい女性は、彼らを攻略するよりも自分の年収を上げる方が簡単だと思います。
ハイスペ男性はIQが高い傾向にあるので、女性からの求愛に対して「金銭的なうるおいを欲した金クレ星人か?俺が破産したら浮気する女か?与えられた利益分は何かしらの形でお返しする姿勢がある女か?」を、しっかり見ています。

好きになった人がハイスペだった、そんな方にはこのコラムがお役に立てる日がくることを願っています。

では、また。
いつか気が向いたタイミングで「②」について追記します。

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