(詩)木洩れ陽になって

もしもいつか
ぼくが死んで
きみの涙が止まらない時

ぼくは草になり
きみを笑わせよう

ぼくは葉っぱになり
きみを笑わせよう

ぼくは蝉になり
きみを笑わせよう

ぼくは鳥になり
きみを笑わせよう

ぼくは仔犬になり
きみを笑わせよう

ぼくは野良猫になり
きみを笑わせよう

ぼくは風になり
きみを笑わせよう

ぼくはピエロになり
きみを笑わせよう

それでもだめなら
ぼくは木洩れ陽になって
きみの涙を
光に変えよう

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