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男性性と女性性

ヘーゲルではないが、人間の集団が時間と言う軸の中で展開していく歴史に法則的なものを見ようとするならば、女性的なもの男性的なものの相克、あるいは相互作用のようなものがあると言うことができるのではないだろうか。複数性、多様性がどうしても1つのものにまとまる、あるいは現象していかねばならない以上それは男性的な力と女性的な力の相克として大きく捉えられることができると言うことなのではないだろうか。

あえて倒錯した言い方をすれば、そうした力が、多様性のある個々の人々に、物理的にに厳としてある区別の端緒に、最大の分類原理である男性性、女性性として憑依していくのではないか。男たちは男性性を持ち、女たちは女性性を持つ。個々の人間は、生きてゆくと言う抵抗を受け続ける感覚を男性性、女性性の大きな関係、役割、ぶつかり、有効として「錯視」していくのかもしれない。


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