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プレゼンス(pre-sence)の海を泳いでみよう

あるところに小さな魚がいました。小さな魚は、海の女王様のところに行って海というものについて聞きました。「海とは何ですか?どこにあるのですか?」
海の女王様は説明しました。「あなたは海の中に生きていて、その中で動いて、その中で存在しているのですよ。海はあなたと共にあり、あなたがいなくてもあり、あなたの内側にも外側にもあるのです。あなたは海の中で生まれ、海の中で死ぬのです。海はあなたを取り囲み、海はあなた自身の存在でもあるのです」
小さな魚は「え?」と聞き返しました。
すると女王様はこう言いました。「もしあなたが海を知っていれば、決して喉が渇くことはないでしょう」


海、つまり私たちの周囲にある場を知らないでいると、私たちの喉は渇き、空腹になり、私たちは強欲になる。周りが見渡す限り海であるにもかかわらず、何故私たちは海を見ないのだろう?

答えは、それがプレゼンスだからである。


(出典)プロセスマインド アーノルド・ミンデル著

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私は、無自覚(無意識)を自覚(意識)へ、という変容の旅へのガイドを生業としている。間違いなくこれが本業だ。税理士という職業は、古くからある世界に対して通じる肩書でしかない。

私達は、4重のサングラスをかけて世界を見ている。その4重のフィルターに気付く事から始めないと、そのサングラスに色が付いているのか?どうかも分からないのだ。

それは、本人がいい加減だ、ということでは決してない。本気ならやればいい、とかそんな根性論とも全然違う。
ただ、黒いサングラスを無自覚にかけていて、光のあふれる道の真ん中で
『暗いです』て言っているようなものなのだ。

一緒に活動をしているYoshikoさんのnoteより引用

自分が真っ黒なサングラスをしているのに無自覚で、なのに、見える世界は真っ暗だ、他人は信用できない、世の中は厳しい。と言っているという現実。


プレゼンスの話に戻ります。

プレゼンスとは五感で感じとる以前(pre-sence)である。と言われている。プレゼンスはエーテル・神の心・プロセスマインドとも呼ばれている。それは非極在的に存在し、同時に、時空における局在化プロセスに影響を与えている。人々や物の周囲に私たちが感じとる何かである。

自分が自分自身になるため、自分の内側・外側の関係性に取り組むため、世界の状況を良くするために、自分が誰であるかという「プレゼンス」を知る必要がある。


4重のサングラスの中で、一番奥底にあるもの、それがプレゼンスなのだ。

4重のサングラスを整理すると、一番表面にあるのが「思考の力」、二番目に浅いものが「感情の力」、三番目が「存在の力」で、奥底が「関係性の力」だと言える。

一番目の「思考の力」は、いくら勉強して知識を付けても表層的であると言える。その背景にある二番目の「感情の力」にいともたやすく左右されるからだ。

いくら知識を持っていても、冷静さを欠いた精神状態では思考が空回りする。と言えばイメージしやすいと思う。

同様に、二番目の「感情の力」が安定していたとしても、三番目の「存在の力」が備わっていないと、その人が持つ気配であるとか雰囲気というものに繋がらない。存在の力は真善美と繋がっているのだ。

表層→意識→無意識→集合的無意識。とも置き換えられるだろう。

そして、小さな魚が無自覚だった海というもの、これが「関係性の力」なのだ。我々は関係性の力にアクセスする方法や、それをみんなで研究する、という事を行っている。


「あなたは海の中に生きていて、その中で動いて、その中で存在しているのですよ。海はあなたと共にあり、あなたがいなくてもあり、あなたの内側にも外側にもあるのです。あなたは海の中で生まれ、海の中で死ぬのです。海はあなたを取り囲み、海はあなた自身の存在でもあるのです」


よくわからないが、魂がぞわぞわした方

一緒にお話しませんか?
海はいつでもそこにあります

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