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【税理士から見た経営のキモ】中小企業にとって一番重要な経営戦略を「ランチェスターの法則」を使って考えてみて

おはようございます!
夏が一番好きな私です。クーラーに頼らずに、自然の風だけで過ごす夏が好きです。汗だらだら笑

さて、本日は戦略について考えていきましょう。
戦略とはグランドデザインとも言えます。
グランドデザインが決まった後で、それを戦術に落とし込む訳です。
戦術は4つに大別されると以前書きました。

この戦術(客単価UP・客数UP・仕入原価down・固定費down)の前段階の話が今日のテーマです。

戦略を考える前に、絶対的に知っておいてほしいのがこの話です。

「ランチェスターの法則」

詳しくはググっていただいたほうがわかりやすいかと笑

ザクっと解説すると、ランチェスターの第一法則・ランチェスターの第二法則というものがあって、それぞれ競争に勝てる必勝法があるよ。という事を言っています。

第一法則は接近戦
第二法則は広域戦です。

相手(同種同業ライバル)のほうが兵力(ヒト・カネ・モノ)が大きい場合
第一法則だと接戦に持ち込めます。第二法則だと圧倒的敗北です。

数式で書くとこんな感じ
我が軍の戦力600・相手の戦力1,000

この場合、第一法則で戦うと、1,000−600=400で
相手が400の戦力を残して勝ちます。

二次法則であれば、
√1,000×1,000-600×600=800
相手が800の戦力を残して勝ちます。
なんとこんなに差がついてしまうのです。

戦力の600は、資本金というイメージで考えると現実世界でイメージつきやすいかもしれませんね。

自分がまだスタートアップで顧客も十分付いていない場合
資本金が少ない企業である場合
中小企業である場合
商圏内に大企業が進出してきている場合
→第一法則で戦うと僅差になります。やり方次第で勝てるチャンスは十分あり。

※逆の言い方をすると、第二法則では圧倒的敗北になります。
第二法則での戦いとはどのようなものか?というと
・TVなどによるメディア戦略・広告戦略
・ポイント10倍!などの強めのプレミアム提示
・ヘッドハンティングなどによる人材確保
・M&Aなどによる企業買収
・その他広告宣伝(カネで買う)

このような第二法則を、中小企業でもやっていませんか?
特に広告宣伝
やると売上があがるのでやりがちですが、やればやるほど相手の思う壺です。


戦いの基本は「戦わずして勝つ」です。

ランチェスターの法則、特に第一法則をよく落とし込み
やってはいけない事を決める
これがグランドデザインだと思っています。

長くなってきたのでここまで!
次回もランチェスターの法則、特に第一法則を深堀りしましょう。

ではまた!

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