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売れない時代にすぐ売る技術 大原昌人

みなさんが物販するなら、どんな方法をとりますか?
自分はブログという手段を選びました。
そして物を売ることが、どんなに難しいかをブログで知りました。

個人と楽天と規模が違いすぎますが、楽天市場のプロデューサーの大原昌人さんの本を購入しました。

世間を知らない牧師に、人はついて来ない

筆者は高校生のときに生きる意味に思い悩んだ末、洗礼を受けてクリスチャンとなり、大学生卒業後は神学校に入って牧師になるつもりでいたそうだ。
ある宣教師から「神学校を出て牧師になったとしても、世間を知らない牧師に人はついてこない」と助言された。

これは日本に置き換えると、悪い意味で学校の先生になるかもしれない。

一度も社会に出ていない人間に、人を導くことは難しいというか、自分はできないと思っています。

一度、社会に出た人間が先生をするべきでしょう。

「この世代だから売れない」は全部ウソ!

その典型が「〇〇だから売れない」
伝わってないから売れないというのが事実です。

  1. その商品の良さがストーリーとして伝わっていない。

  2. その商品の存在が伝わってない。つまり消費者にリーチできていない。

消費者は少なくとも最初の購入時、「いい物だから買う」のではなく、「なんとなくよさそうだから」とイメージで買うのです。

性別・年代を問わずどの層からも均等に飼われている商品というのは、私が知る限り一つもありません。

4000万人の購買データからわかること

人はネットで買い物する時、興味がない商品にはいっさい興味を示しません。
今の50〜60代はITに疎いどころかパソコンやスマフォを普通に使いこなしていて、インターネットユーザー全体の実に3割を占めることがわかったのです。

不調の原因は「たった三つ」しかない。

  1. 訪問数(集客かな?)

  2. 転換率(集客からの購入?)

  3. 客単価

3大要素全てに問題がある場合、1の訪問数から改善していく。

ボタンを3〜4個設置すると購入が最大3パーセント増える

楽天のデザインは好き嫌いが分かれる。
若い男性ユーザーからはあまり評判が良くありません。
楽天のコアユーザーは30代〜60代の主婦層には、アマゾンより楽天のようなデザインのほうが圧倒的に売れることがわかっています。

購入ボタンの横幅は、半分〜7割くらいがベスト
色は赤か黄色にするのが鉄則です。

「論理」や「正しさ」だけでは売れないことを理解する

ユーザーがどんなイメージを持つかは「写真」と「デザイン」でほぼ決まります。
写真とデザインで8割が決まり、文字の効果は残り2割。

一枚の画像に情報をギュッと詰め込まれた広告は、効果が高くクリック数が平均より20倍〜30倍にアップする。
スライダー方式よりバナー形式の方がクリック率が上がる。

必須なデータと不要なデータ

必要なデータ

  • 性別

  • 年代

  • 流入経路

  • メールアドレス

  • 新規か既存か

不要なデータ

  • 住所

  • 趣味

  • 好きなもの

「松竹梅原理」を用いた価格設定をする

価格設定の王道は、一番売りたい商品を、一番売りたい価格で「竹」の位置に設定する。
さらに、このとき「松」価格をやや高めにすると「竹」の売れ行きはますますよくなります。

「訪問数」「転換率」「客単価」で一番大事なのはどこ?

転換率は、企業努力、あるいは個人の努力によって、最小の手間で劇的な改善が期待できるポイント。(デザインや文字を変えるなど)
訪問数を1000人増やすか、客単価を上げるか、転換率を2%高める。
転換率(購入してくれるお客さん)を改善するのが、最も簡単であるのは間違いない。コスパがいい。
最適な画像を広告バナーに使えば訪問数が、商品ページに使えば転換率が上がるのです。

訪問数をアップさせる「三つの方法」

  1. 広告

  2. 口コミ

  3. SEO(検索対策)

メルマガ・プッシュ通知を出す時間は「ランチタイム」と帰宅時間の「19時」

楽天社内では「メルマガを送るのはに最適な時間は十二時と十九時」が新常識。

色使いを変えただけで2億ドルを売り上げたGoogleの戦略

「一番クリックされやすい青色」を採用して以降、Googleの広告収入は年間2億ドルもアップした。

「電車の扉理論」で最適な「期間設定」をする

目の前で閉まりそうになる=販売が打ち切らそうになると、頭では「同じような商品はどこにでもある」とわかっていても、反射的に買いたくなるのです。

「読ませない見せ方」で宣伝をする(テキスト2割写真8割で転換率を上げる)

商品の情報を収集し、購入する主体であるネットユーザーは文字を読まない。


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