まだ病名がついていないだけのせっかち 2024/08/07
先週末に買った靴をようやく箱から出して、それを履いて仕事に向かった。
サイズ、間違えたかも。
靴の履き口が窮屈で圧迫感が強い。簡単には脱げなさそうなのは良いが、私はもっとゆったりした靴が好みだ。
靴屋で、もっとゆっくり考えて選ぶべきだった。
靴を買った店では、店員に25.5cmか26.0cmの靴を出してくれと頼んだ。すると、26.0cmの在庫を切らしていてると言われた。仕方なく残っていた25.5cmを試し履きしたら、その時は違和感なく履けたので、他のサイズと比べることなく買ってしまったのだ。急いでいたわけでもないのに、どうしてあの時「他の柄の靴も試してみていいですか?」って聞けなかったのか?
ファッションにほとんど興味がない。だから、店頭で靴を買ったり服を買う時に悩むこともない。選ぶ基準は1にサイズ2に値段、3に派手すぎないか、だけ。自分にはどういう服が似合うのかとか、この服とこの服を合わせたいとか、考えたこともない。ラックの一番手前にかかっている服とズボンを履くだけなので、組み合わせを考えたところで無駄だ。いっそスティーブ・ジョブズみたいに、お気に入りの靴や服を一つ決めて、それだけを着るようにしたほうがいいのかも。そうすれば今回みたいなサイズの合わない靴を買って悩まされることはなくなる。
サイズが合っていない靴は、もうしばらく履き続け、それでも馴染まないなら買い替えよう。そうなったら、店でかいとってもらえるようキレイに使おうと思ってたのに、ゲリラ豪雨にやられてビチョビチョ。こりゃ買い取ってもらえないな。
年に一度は財布や鍵など致命的な落とし物や忘れ物をしてしまう。本当に注意力がないしせっかちだ。今日は靴以外に、よく注意していれば避けられたであろう個人的な大失敗をしてしまっている。
恐らく、専門の病院に行けば病名がつくくらいには注意力がない。昔から自分のせっかちさには悩まされ続けている。
ここまで聞けば、一度専門の病院に診断してもらったほうが良いと思うだろう。だが、私はこの件について病院に行く気はない。自分のせっかちさと向かい合わないで済む、都合のよい言い訳を作るだけになりそうだからだ。
何度も落とし物をしてしまうのに、大切な物を無くした時に被害を最小限に留めるマニュアルを作れる位には、失敗した時のカバーができる。今日犯してしまった大失敗も、狼狽えずに最速の対応ができた。自分は時々やらかす人間だという自覚があるので、やらかした時にしっかりカバーをせねばと思っている。だから、失敗した時のカバースキルは健常者よりも高い(と思う)。
もしこのやらかし癖に病名をつけてしまったら、失敗した時にカバーする事すら止めてしまいそうだ。病気だからって言い訳して、カバーを周りに任せてしまいそう。
こんな私が、このまだ病名のないせっかちさをつける時が来たとしたら、それは慰謝料が請求されたり、失職する位の大きなミスをしたときだろう。そんな時が来ないと良いが。