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『BTTF2』における未来予想は近未来である話

初めましての方は初めまして。
こんにちは、どうも、AOMYです。

1、2、3を定期的に見たくなる

最近ネトフリを1ヶ月ぶりに契約し直したので、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見た。自分は、『2』が一番好きで特にあの奇抜なファッションは初めて見た時にすごい衝撃を受けた。(見た時がちょうど2015年だったんだけども)

あのナイキのスニーカーはマジでかっこいいよね

さて、こんなことを映画に対して言うのはナンセンスかもしれないが表面的に見るとBTTF2における未来予想は大きく外れてる。ホバー技術はできてないし、自動でサイズ調整と乾燥をしてくれるジャケットも『ジョーズ19』も作られていない。しかし、捉え方を変えるとBTTF2の未来予想は現実の延長線上であるのではないかと考えられる。

BTTF2の描いた未来予想

BTTF2を見たことがない方向けに、まずは、BTTF2の予想していた2015年の特色について箇条書きで説明しようと思う。

・ホバー技術が開発されており、車やスケボーが宙に浮いている
・80sを意識したレトロ喫茶
・映画などのコマーシャルにホログラムが使われている
・ドアノブはなくなり、プレートで指紋認証
・高度な若返り技術が普及している
・ズボンのポケットを裏返す着こなしが流行ってる
・自動でサイズ調整や乾燥をしてくれるジャケットや紐を結んでくれるスニーカー
・フュージョン社(?)によって高度なゴミ処理技術が普及している
・高度で正確な天気予報技術が普及している
・小型の食べ物を数秒で解凍・巨大化し、食べれる
・機械に対して自然語で命令を出すことができる

これらがBTTF2の描いた未来予想だ。
ほとんどのものが2015年段階では未開発・未実用化の技術ばかりである。

しかし、注目すべきは表面的描写ではなく、共通点である。

BTTF2の未来と現実の共通点

1985年〜2015年とてつもない変化を遂げていると考えられていた。
あそこまでは変わり果ててないが、確かに我々が依存して生活している大きな発明品が一つある。

スマートフォンだ。

インターネットやパソコンも確かに1985年から見れば、とてつもない技術なのだが、スマートフォンには敵わないだろう。世界初のスマートフォンであるiphoneは2007年に発売され、2012年時点での普及率は約35%だったが、たった5年で70%にもなって生活に浸透している。
片手でインターネットに接続し、パソコンと同じようなことができるスマートフォンは「人類進歩のターニングポイント」と呼べるだろう。

これらを共通点として見てみると、「BTTF2における未来ではホバー技術などが普及して、依存して生活している点」と「現実ではスマートフォンが普及して、依存して生活している点」だ。つまり、未来世界の大きな変化とは「革新的技術に依存した生活」だ。

一方で、どちらでも衣食住の大きな変化は起こっていない。

衣食住の大きな変化

人間の生活の根幹は衣食住だと考えられている。安全な家に住み、洋服を着て、食事をする。
これらの生活様式の根幹に大きな変化は見られない。

Bttfでも1985年と2015年に大きな差はなく、一軒家に家族で住む、家族でテレビを見ながら料理を囲みる、スーツを着て会社に出社するなどの生活様式には大きな変化が見られない。

それは現実の1985年と2015年にも大きな差はない。

なぜなら、フィクションにおける未来予想では限界があるからだろう。未来予想をするには「過去の歴史を新しく現代に合わせて調整しアレンジする」か「自分の抱く理想を実現した世界として調整する」の2択しか存在しない。
そのため未来予想において生活の根幹である衣食住の変化が見られないのだろう

SF映画がさらに遠くの未来を描くためには技術の発達と鵜級だけでなく、衣食住に大きな変化を描いた時に初めて「遠い未来」と呼べるのだろう。

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