LGBTを考えよう。研修教材にした方がいい【鑑賞後感想】『カランコエの花』
詳細・評価
2018年
監督:中川駿
出演:今田美桜
39分
ドラマ
90点
90点だ!! かなりの高評価。そしてなんといっても39分の映画。前に書いた『言の葉の庭』は46分で90点。あの作品もかなりコスパ(この言葉が適切かは分からないが汗)がよかったが、本作は、それ以上だ。
また出演者で知っているのは、今田美桜、彼女1人だけだった。この点は、同じく前に書いた『ケイコ 目を澄ませて』での岸井ゆきの・三浦友和の2人よりもさらにだ。しかし、たしかに似ている。金はかかっていない。かなりの低予算だろう。だけど、いいものは作れる。まさにだよ。
今回、友達にオススメされたが、まったく知らなかった。時代と合っているのに、どうしてかまったく知らなかった。だからこの機に布教しよう。とにかくよかったんだ。紹介する。
どんな映画?
LGBTを考えよう、というかなりメッセージ性のある映画
舞台は田舎の高校。知っている俳優は、今田美桜くらいだ。そして39分の映画。いきなり始まったLGBTの授業。
日本には7.6%くらいの割合いるらしい。先生は熱弁した。生徒に求めるのは理解だ。
なぜ、いきなり始まったLGBTの授業? ほかのクラスではそんなことはしていない。予感がした。
11min
魔女狩りが始まる予感。マイノリティを探せ!
キモイ! 声に出ていた……これは、学生特有なのだろが、マジョリティがマイノリティを殺す。
17min
鼻くい。伏線回収だ。
うーん、この演出、悪くないよ。
21min
それ、聞くのか!
……聞いた今田美桜が悪い。でも、ムズイなあ。
31min
今田美桜、その行動は悪手だろう。NGだな。
がしかしだ、れいの男も、
もちろんあの子も、まさにコンプリケーションだ(先日書いた記事で使ったが、最近覚えたこの言葉はまさに、こういう状況で使うのにうってつけ)。
あっという間におわる。
エンドロールもいい。あますことなくよかった。
この映画のいいところ、特徴等
研修教材にした方がいい
田舎で撮っているのがいいね。小さな世界、村文化(ちょっと言い過ぎか)でLGBT問題。って、茨城だった! 水戸行きのバスで判明ww
多様性。
僕はもう社会人だけど、積極的に研修教材として活用すべき作品だ。映画であるが、映画というより教材という側面の方が強いと思う。
バカな大学生がみても、アホな高校生がみても、純粋無垢な小学生がみてもいい。観た方がいい。そういう作品だ。絶対に観た方がいい。近くに先生がいたら進めてみてくれ。その前にあなたにも観てもらいたい。アマプラで観れる。わずか39分。映画としてもあますことなくよかった。僕もオススメされて観た。さっそくもう一回観たっていい。素晴らしい映画だよ。
これはあれか、文部科学省のところか、トップダウンしてほしいものだね。いや、もうしているかも。
ある意味、純文学のような映画だった。
また、よい映画だとちゃんと評価されているようだ。ウィキ情報だが、色々な賞を受賞しているそうだ。↓ 参考までに。
ちょっとこれだけは言わせて
ブレブレのカメラワーク、なんとかならんのかい!
酔いそうになる。特にひどいのは27min、バスの中のシーン。もちろん故意だと思うが、しんどいー
「カランコエ」の花言葉についても少し言及があったが、あれは、回収した? 回収したのかな? ぼくが気づけていないだけか……
にしても、今田美桜が可愛かった!!
途中、家、部屋着でお団子頭なところも、かわいいし、もちろん制服ね!! いやあ、かわいいわああ。おじさんみたいな感想でごめんww
ほんとうの感想
あるカミングアウトから、おわりまで、あっという間だった(映画時間軸で)。それだけセンシティブな話題でもあるのだろうが、怖くなった。この作品を研修ビデオにした方がいいとか言ったが、反面教師として観るのか、ひとつの教訓なのか、かなり難しい。
エンドロールがやばいのだが、僕は問われたのだ。この映画には嫌らしい仕掛けがあった。そう思ったね。この、ココロをえぐられるような感じ。繰り返すが、純文学のような映画だった。純文学の領域の世界に浸った。鑑賞後は、まさに読後だった。
ぜひ、観てみて! これで〆る。
いつもと書き方を少し変えてみた。色々と模索中です笑 読み手を意識して構成してみたが、こうやって書くとなくなってしまう良さもあるから、難しいものだね汗
最後まで 読んでくれてありがとうございます。
「スキ」や「フォロー」もしてくれると、
なお嬉しいです。よろしくお願いします♪♪
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それではまた明日!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?