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まだ伊藤計劃を知らないあなたに。

どうでもいい補足として、下書き保存はあっけなくみつけた笑
※前記事の話です(そちらから読んでもらえた方が嬉しいが、この記事からでも全然OK)。

「鉄は熱いうちに打て」もしくはこの感動がさめやらぬ前に、僕は話す。
僕はこれまでに読んだ本は記録して、ジャンル分けや評価、かかった時間などと一緒に、簡単なコメントも残している。こういう外部記憶装置はあった方がいい。どうしたって、忘れる生き物なんだ。それは仕方がない。

外部記憶の話になるのか分からないが、僕は村上春樹の『風の歌を聴け』を少なくても7冊はもっていた。2冊はそれぞれ友達にあげた。家には単行本が1冊と、文庫が2冊はある。それは確認できている。数が合わない。どこかに隠れているのもまだあるのかもしれない。もしくは喪失した。大学生の頃、帰省の時だったり、社会人になってからも、なんでもない日にBOOKOFFで見つけては買った。そんな風にして増えていった。買った記憶はもちろんある。しかし、たとえば実家に置いてきただとか、部屋にはあるんだけど、今、少しでも読みたいから。そんな理由で買った。100円で買える。そんなの大した出費じゃない。むしろ、ささやかながら貢献している。くらいの気持ちに近いのかもしれない。

そういえば最近、落合陽一の『忘れる読書』を面白く読んだ。その本で書かれていたことだが、彼は家に同じ本が12冊あることがわかり、妻に呆れられた、怒られた?そんなことが書いてあった。その本は『夜と霧』だったと思うが、忘れてしまった。だけど、僕の読本記録という外部記憶装置には彼がお勧めする本はしっかりと記憶してある。やはり便利だ。それで僕は先日BOOKOFFで『ツァラトゥストラはこう言った』を購入した。500円はした。もっとしたもしれない。金額はメモしていない。それにしても楽しみだ。GW中に読めればいいなと思っている。作者はニーチェだ。面白いものだ。昨日の記事でもニーチェのルサンチマンについて触れたばかりだ。意図はなかった。偶然だ。しかし、どこかで繋がっているのだろう。


これは、危険な兆候だ。またしても本題に辿り着けないのかもしれない。
面白い現象だ。滲み出てくる。僕は、たしかにお喋りな方ではある。そして執筆でもそうなようだ。僕には、話したいことはいっぱいあるようだ。

お勧めの話。前回、信頼できることについては色々と話したが、
要するにオススメされれば、基本、手を出す。それが信頼できる人間であれば、絶対にそうする。

これには理由がある。言わずもがだとは思うが、簡単な話だ。
溢れているからだ。どうしたって読書量には限界がある。それは時間が有限なんだから当たり前の話だ。
僕はSFも好むと書いたが、
僕のSF遍歴なんて下記にあげるくらいだ。読んだ順番だ。

『三体』『星を継ぐもの』『一九八四年』『日本沈没』『ジェノサイド』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『嘘と正典』『ボッコちゃん』『ゲームの王国』『虐殺器官』『ハーモニー』

ちなみに外部記憶装置を利用した。なんと便利なことだ。
少ないよ。まだ。それに分かるように、『三体』がデビューだ。なんと僕の
SFデビューはハードSFからでした笑『三体』はⅡの黒暗森林がヤバいねそれに有名どころばかりだ。

もちろんほかにも『月は無慈悲な夜の女王』『タイタンの幼女』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『ニューロマンサー』などなどと読みたい本は、常に渋滞している。
しかし、ハヤカワは中古でも全然安くならない!(本題じゃないww)

SFはたしかに有名どころを攻めているところはある。しかし、純文学の領域にいたっては、新人賞までチェックしていると、どうしたって外れを引く。そうじゃなくても外れは引くものだ。そういう時は悔しいよね。そういうのも含めて読書なんだけどさ、でもさ、できることなら当たりばかりを引きたいじゃないですか!にしたって、本は溢れている。という問題がある。

そういう意味で、オススメってのはいい。最短距離なんだよね。
少なくても、読んで面白いと感じた人が言うんだ。そしてそれが信頼できる人間なら、越したことはない。という話だ。

それで初めに戻る。
僕は信頼できる読書家からオススメされた『ハーモニー』を読んだ。
幸せだ。読中、読後もずっと幸せだった。本を読み終えたのは3月のことだったが、昨日映画を見た(アマプラで見れなくて、レンタルした。しかも馴染みのTSUTAYAさんに置いてなかったがゆえ、ずいぶん時間があいた)。
映画もよかった。
そして、ここに記そうと思ったわけだ。しかし、どうやら今回も辿り着きそうにない。

上で「幸せ」と書いたが、たぶんイメージされる幸せとは違うかもしれません。巡り合った、という意味で僕は使っている。
少し、『ハーモニー』の話を(なんで少しなんや!本題やないんか!その点はごめん。許してください。次こそ)、「ユートピアの臨界点!」こういうハイセンスなキャッチャコピーがあてられています。ぐうの音も出ません。僕は勝とうとか思っていないのでいいです。僕はフックになればいい。これ以上ないくらいに完璧なワードだと思います。

それはいいんです。僕はコメントの中ににジョージ・オーウェル的ディストピア感漂うとも書いていました。『一九八四年』を読んだ僕がオシャレ風にそう残していました。失笑ですね。

でも、僕はユートピアなのは分かる。でもこれって、ディストピアじゃん!
と読みながら思いました。

前記事で書きましたが、伊藤計劃は天才だと思います。
僕の少ないながらのSF遍歴の経験からも、まったく見劣りしません!

伊藤計劃は2009年に夭折しています。34歳でした。
彼が残した作品は多くありません。活動期間はわずか2年です。

『ハーモニー』を読む前に、彼のデビュー作の『虐殺器官』は読んだほうがいい。続編として読むことができるからです。
当然、『虐殺器官』もヤバイです。

RGのネタじゃないけど、早く話したい笑 しかし、時間は有限だ。

最後までに読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しいです(過去記事も)。それでは。


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