私がメディアに出る理由

こんにちは、福井です。

友人から「会社が倒産するって聞いたから...元気かなって...」そんな連絡をもらうようになりました。

心配して連絡をくれる友人がいてとても嬉しいです。

私は元気です！

新聞やテレビで私を見たからだと思います。

嘘偽り無く言うと、自分から積極的にメディアに出てます。

と言っても、本当はメディアなんか出なくてもいいんです。

出ない方が恥ずかしい思いもしないし、会社が倒産したことを知らせずに済みます。

でも、私にはメディアに出る理由があります。

先日のnote（全店舗閉店して会社を清算することに決めました）でもチラッと書きましたが、あらためて文章にしてみました。

「店を閉める」という選択肢があることを世の中に伝えたい

決して閉店を推奨するわけではありません。

コロナ禍の今、飲食店には逆風が吹き荒れてます。

（やっと最近そよ風が吹き始めましたね）

この不利な状況で、店を続けることが本当に正解なのか。

無理して続けている人もいるのではないか。

人によっては「店を閉める」という選択肢もあり得ます。

店は閉めてもいいんです。

店を閉めることは恥ずかしいことではないんです。

店を閉めても人生終わりではないんです。

これをもっと世の中に伝えていきたい。

だからメディアに出ています。

廃業真っ最中の人が存在してることを伝えたい

大成功している人が、過去の廃業経験を語ったり廃業からの復活ストーリーを書籍として出版している人はよく見かけます。

これまで『今この瞬間に廃業してる人』を見たことはありませんでした。

廃業真っ最中は、普通に考えたら人生のどん底です。外にも出たくないほど落ち込んでます。だから表にはなかなか出てきません。

廃業すると実際どうなるのか？

"本当のところ"を知ってる人はそんなにいません。

そう考えると、私のような廃業真っ最中の人間は超希少種です。

その生態を世の中に伝え、廃業の経験を広く伝えていくことに価値を感じています。

だからメディアに出ています。

これから店を閉めたり、会社を倒産させる人の役に立ちたい

私自身、少し前まで閉店・倒産は他人事でした。

まさか自分がその立場になるとは思ってもいませんでした。

もしかしたら、今後皆さんの周りで倒産する人が出てくるかもしれません。

その時に

「そういえば会社閉めた福井ってやつがいたな。聞いてみようかな？」

と思い出してもらえる存在になりたいと本気で思っています。

会社を倒産させて精神を病んでしまう人がいます。
自殺までしてしまう人もいます。
いろんな人に迷惑をかけて表を歩けない人生になってしまう人もいます。

せっかく起業や事業継承という形でチャレンジをしたのに、最後はそんな風になるのは残念でなりません。。

一人でも多くの経営者を救いたい。

正義のヒーローみたいな言い方ですが、これが本音です。

彼らがもう一度立ち上がれば、もっともっと世の中は良くなるはずです。

精神を病んでしまう前に、多くの人に迷惑をかける前に、私に少しでも話しをしてほしいです。私という存在を思い出してほしいです。

そのためには自分が露出して「倒産したことがある福井」の名前を売らなければなりません。

だからメディアに出ています。

最後に

今、私自身も決して楽な状況にいるわけではありません。

やっぱり将来への不安はあります。清算手続き中の会社はどうなるのか、私自身の生活はこれからどうなるのか、これからどうやって食べていこうか。。

でも、今までたくさんの人に助けられて会社経営を続けてくることができました。

本能で、『自分が辛いから』という理由で他人への貢献を無くしてはいけないと感じています。

これまで私を助けてくれた人も、余裕があるから助けてやったわけじゃないはずです。他人への貢献が必要だとわかっているから、みんな人助けをすると思っています。

私も今この瞬間に価値があると信じて、これからも情報発信を続けていきます。

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