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先週の『世界一受けたい授業』を見た感想

Hallo!

昨日はドイツのテレビは見ないという話を書いたのだけど、今日は日本のテレビの話。
VPNを使い始めてからは、TVerで日本のテレビ番組はよく見るようになった。
こうして私のドイツ生活はどんどん日本に染まっていったのだけど、それは仕方ない。ドイツのテレビがもう少し面白かったらまた事情は違ったかもしれないけれど、正直全然面白くなかったから。

そんなわけで、放送されているのは土曜日だけど、昨日TVerで『世界一受けたい授業』を見た。
この番組は毎週見ているわけではないけれど、たまたまX(Twitter)で紹介されていて気になったので。
見たかったのは、最近の桃太郎は私が知っている桃太郎とは全然違うらしい、という話だったのだけど、まさかのドイツについても紹介されていて、ドイツ在住者としては、それについて触れなければ!という使命感を持ってしまったので、今日はそれを見た感想を書くことにする。


そんなわけでドイツ。
あんなふうに書かれていると、いいことばかりのように聞こえてしまうけれど、もちろんそんなわけがない。
まず、給料はたしかに高いかもしれないけれど、税金は日本よりずっと高い。
カルテスエッセンに使用されるパンは種類が多く、パンにのせるものも美味しいものがいっぱい、なんて紹介されていたけれど、私からしたら日本のパンのほうが種類豊富でずっと美味しい。というかカルテスエッセン、全然美味しくないと思うのだけど。
きっと私がまだ食べたことがないパンがたくさんあるのかもしれないけれど、それでも私が食べたいのは日本のパンだ。

休みが多いのは本当で、大人なのに学生みたいな休みがある。これはたしかにうらやましいし、そんなに休みがあるドイツを離れたがっている夫の気持ちが分からない。

あと、最近食べてなかったので忘れていたけれど、メットは確かにおいしい!
それを思い出させてくれただけで、『世界一受けたい授業』ありがとうと思った。
帰国前に必ず食べるものリストにちゃんと加えた。

先生役で登場されたマライ・メントラインさんも、著書でお世話になっていたので、ご本人さん登場だ!とちょっとうれしかった。
著書やTwitterでみるマライさんとは違って、あたりまえかもしれないけれど、そういうものなのかな?なんて思ったりもした。
でも、池上彰さんは著書でもテレビでも変わらないような気がするので、年の功というものなのかもしれない。

こちらの本では、そんな二人(+増田ユリヤさん)の対談も読めるので、おすすめ。

2021年に出版されたものなので、情報は少し古いかもしれないけれど、日本で暮らすドイツ人によって書かれた貴重な情報ということで私は好き。
ドイツで暮らす日本人の方が本を出されることはあるけれど、こちらの視点はなかなかないので。


こういうバラエティ番組では、番組に都合のよいようにしか紹介されてないかもしれないけれど、これが多少のドイツ理解につながれば、それはそれでうれしいな、とは思った。
実際に行ってみたら全然違うじゃん!なんて思うことももちろんあるとは思うけれど。




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