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戸籍謄本の広域交付を利用してみました(家系図作成とか)


先日市役所にいき戸籍の広域交付を利用してみました

戸籍の広域交付とは


戸籍の広域交付とは、今年の3月から始まった制度でして
これまで戸籍は本籍のある管轄の市役所でなければ手に入れる事ができなかったのが、全国どこの戸籍も最寄りの市役所で手に入れる事ができる様になりました

法務省HPより引用
法務省HPより引用


例えば私は生まれた市と現在住んでいる市が違います
これまでは生まれた時の戸籍を手に入れるにはわざわざ生まれの市まで行くか、もしくは郵送で手配しなければいけなかったのが
今の市で手に入れられるという事です

そして、戸籍は本人だけでなく直系尊属を請求することができます
と、言うことで広域交付を利用すれば最寄りの市役所で自分のご先祖様を辿る事ができるんですね


以前から行政書士業務の勉強の一環として自分の戸籍を辿ってみたいという思いがありましたので、今回ついに実行してみました!


広域交付を利用してみました

明治19年式の戸籍

現在手に入る戸籍の最も古いものは明治19年式です
明治の初めに戸籍制度が始まったみたいなのですが、諸事情がありそれは閲覧できないとの事(もっと古くからそれに類する制度はあったみたいで歴史を感じますね)

戦争や災害等で消失してしまいそこまで辿れない場合もあるみたいですが無事にたどり着けました

見てください!生年月日が天保とか嘉永とかですよ!
年号に詳しくない私が調べたところ
令和→平成→昭和→大正→明治→慶応→元治→文久→万延→安政→嘉永→弘化→天保だそうです

天保と言えば天保の改革の天保です(中身は知らん)
嘉永は安政の前 安政の大獄の前です(中身は知らん)

どうです?わくわくしませんか?

今回私が遡れたのは
私→父→祖父→曾祖父→高祖父→高祖父の養親(天保生まれ)のさらに親の名前(生年月日はわからない)までですね
高祖父は婿養子だったみたいです(元も同じ名字でしたので一族は一緒だったのかも?)
実は私も入り婿なので親近感が湧きます(笑)
父と祖父・高祖父は全員三男で三男比率高いなという事もわかりました

今後これを読み解きながら家系図的なのを作ってみたいなと思っています

広域交付は現在本人でなければ請求できないので、例えば家系図作成業者や我々士業では職務上請求書や委任状があったとしても利用することができません
(そもそも家系図作成で職務上請求書は使えません)

また、今後さらなる電子化がすすめば自動でやり取りすることで戸籍謄本自体を見かける機会も減るかもしれません

今の機会に一度広域交付を利用してみて、ルーツを探ってみるのはいかがでしょう?


広域交付の注意点をお伝えします


戸籍を辿るのはめちゃくちゃ手間と時間がかかるものですので
いつでもふらっと立ち寄って簡単にできるかと言うと市役所によって違いがあるようです
予約が必要とか、頼んでから日数がかかるとか
電話等して予約等が必要かどうかよく確認してみてください
(自分は『戸籍の勉強をしているためにお時間会ったら対応してほしい』と伝えたら快く対応していただけましたが、面倒なので人によっては嫌がられるかも?
相続等の手続きに必要な為の請求ではないので確実にOKかはわかりません)

そして費用も結構かかります
現在の戸籍は450円ですが
古い戸籍は750円です
戸籍を辿るというのは法改正等も含めて一つ一つ辿っていきますので
合計で結構な金額になります
(私は父→父→父と限定して辿りましたがそれでも5千円は軽く超えました)

ご興味あるかたは是非一度やってみてください
私が以前作成しました法定相続人と戸籍の簡単な資料PDFを置いておきます
良かったら見てみてください

戸籍の読み方等の資料を配布してます

急ぎで作っているものですので誤字脱字はご容赦ください

また、戸籍の読み方がわからない等困った場合、
手間のかからない範囲であれば私でお力になれる部分はご協力します
(めちゃくちゃ調べないとわからない事は相談料をいただきますが…)

戸籍を勉強中の方も、また家系図やルーツに興味がある方もおすすめですよ

家系図作成してみた&ツイキャス放送

6/30 追記
戸籍からわかる範囲で家系図を作成してみました
個人情報バリバリなので黒塗りですが、戸籍でこれぐらいわかるよという参考にしてもらえればなと思います

私の父方の尊属家系図

また、このことについてツイキャスでダラダラ話してますので
良かったら聞いてみてください

相続業務の勉強の為に取得してみたご先祖様の戸籍ですが、
結構感動と興奮の勉強になりました

ではまた!

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