文化とは人の意志の積み重ね
永田宙郷さん
越前市の上城戸さん
福井の寿司はうまい
立派すぎる越前蟹
越前和紙、長田製紙所
色違いの根、固い根を手で取り除いている
これも和紙
アメリカの家庭によく売れるらしい
上からも美しい
とある秘密の仕事
3m超の和紙。いつか会社に和紙の部屋を作りたい
水がきれい
細かい波が生まれている
雰囲気がある
和紙の切れ端
20年ぶりの水切り見学
杉原商店ののれん
蔵を改装した素敵すぎる空間
メガネの聖地、鯖江へ
眼鏡の歩み
江戸時代のメガネ(たしか)
谷口眼鏡の眼鏡制作現場。最低3~5年の修練が必要らしい
不思議な感じがする
眼鏡のフレームの元!
TOURISTORE
光の入の方がきれい
眼鏡だらけのまち
文化とはいったいなんだろう、その地域の魅力とはなんだろう。というのを日本各地に行く度に感じます。会社が掲げているビジョンと重ねながら、色んなことを考えます。
先週の後半は、永田宙郷さんに声をかけてもらい、福井県の越前市に行ってきました。福井県に滞在するのは実は今回が初めてかもしれない。永田さんとは、3年前の帯広ぶり。なんですかね、秘馬さんや井野さんとどこか似た天才の匂いがします。
越前市に行き、越前和紙、鯖江のメガネに触れて思ったのは、「文化とは人の意志の積み重ね」ということ。以前から言語化されていたのですが、改めてそう思いました。
鯖江のメガネも自然発生的に、偶然に今につながっているのではなく、約100年前に始まり、街の人が高い品質を作り続け、努力したからこそ今がある。その積み重ねが、いわゆる「メガネ=鯖江」と言われるまでになっている。
越前の和紙の里もそう。時代とともに価値の提供の仕方を変えながら今がある。和紙の需要が、外資ホテルによって急激に高まっている等は新しい発見でした。空間や場の価値が高まっている今、和紙のあり方もより立体的になっています。
現代に生きている日本人がやるべきことは、昔からあるものにしがみつくのではなく、日本に昔からある本質は何かを見極め、今の時代にあわせて、変化させていくことだと痛感します。
よくマーケティング界隈で「顧客は、ドリルがほしいんじゃない。穴を空けたいんだ。」という言葉があります。つまり、ドリルは手段や機能であり、目的は穴を開けることであると。
一つ一つの物の機能だけでなく、それを使うことによって、消費者の生活がどう変わるか?それを高いレベルで提示していくことがこれからより求められてきます。
例えば、鯖江のメガネをより世界に打ち出すとしたら
「世界最高品質のメガネを届けるのだけでなく、一人一人にあった最高のメガネを作り、生活をより豊かにする」
を世界の消費者に対して便益を打ち出していく。職人が真心込めて作ったこと、技術力は価値なのですが、それは機能(ドリル)なのかなと。
会社のビジョンである「日本の価値ある文化が時代とともに残っていく。」を照らし合わせると、メディアや事業のあり方ももう一段踏み込んだものにしないといけないと感じます。
もっと自分自身、日本や世界を深く広く知り、価値を伝えることをもっと考えていきます。
最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。