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英語ができない人にこそ伝えたい。訪日外国人観光客を受け入れたい事業者に向けた5つのtips

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先日、奥多摩の民宿「昭月堂」に泊まりました。2018年の10月開業で、正直予約する際は全く期待していなかったのですが、とても印象に残る時間になりました。ちなみに宿自体は、50万以上するいいスピーカーがある以外は、普通の民宿です。寝る場所も狭い。

ただ、Booking.comの評価も9.3でした。オーナーの方は英語は得意な方ではなかったのですが、海外の方の満足度も高かったです。それは点数だけでなく、ゲストの方と話して、また自分自身が身を持って感じました。

これは一体なんなんだろうと思い、店主の方話して思ったメモを書いておきます。よく会社や個人に対して、外国の方をどう受けれたらいいか?というのを聞かれることがあるのですが、そういった方に参考になればうれしいです。


1.Google Translatorの会話翻訳の活用

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いきなりツールかよ、という話かもですが、大事なので書きます。やっぱり語学は大事です。しかし、英語が使えなくても、中国が使えなくても、Google Translatorの同時通訳機能を使えば、かなりの精度でコミュニケーションが取れます。

「今日は元旦なのでスーパーが閉まっている。この宿にあるもので良ければ売りますが、どうしますか?」
「もし自転車を使いたいなら、ゲストなので無料で貸しますよ。」等々

上記のようなことを難なく伝えていました。自分も久しぶりに使ってみたのですが、精度が上がっていて驚きました。一度ぜひ使ってみてください。

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こんなコメントもありました。iPhone、Androidともに対応しています。


2.笑顔+好奇心

店主の方の何が素晴らしかったかって笑顔ですね。笑顔は世界共通の非言語コミュニケーション。語学ができないのは一切気にせず、笑顔と好奇心とGoogle Translatorでガンガン話しかけていました。

結果、基本的な単語はGoogle Translatorなしでも伝えられる様になっていた感あります。そりゃ100回以上同じ言葉を言ったら慣れますよね。

新しい文化や考えに触れるのが好きなことが、様々な国の人を受けれいていく上で必須条件だなーと思います。それが面白くて、自分もこの仕事をやっています。


3.+αのサービスを。

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店主の方は、旅行者一人ひとりに対して、+αの期待を超えるようなサービスをするように心がけていました。

「バイクをレンタルしたいなら、代わりに電話して予約しますよ。」
「正月なのでお餅を焼きますよ。」
「BBQしたいなら、このBBQセットを貸しますよ。」
「山登りしたいならこのコースがおすすめかな。」
等々。

地域の中心として、いちコンシェルジェとして、一人一人としっかり向き合ってもてなしていく。その姿勢が、一人一人のゲストの満足を作っていたように思います。


4.公式サイト or Instagramで営業日の更新を

旅行者の立場で気になるのが、そのお店や宿がやっているかどうか?宿は予約サイトでわかるのですが、飲食店やアクティビティ施設の場合はあやしい。

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みたいな感じで定期的にポストするだけでも、随分と安心感を与えます。旅行者の旅の仕方として、Instagramで運用しているかどうかを見る人が結構います。宿で知り合ったオーストラリア人の旅人も、宿予約と同時に、事前にInstagramの公式アカウントを見ていたと言います。

.クレジットカード対応 

最後に当たり前過ぎて書くか迷ったのですが、やはりクレジットカードは必須です。楽天PayやPaypay(Alipay対応)などで端末を設置することで海外の人の受け入れがしやすくなります。

やっぱり現金を下ろすのって面倒ですし、できればセーブしてカードを使っていきたいのが旅行者の心理だったりします。


以上です。他にも色々とあると思うのですが、最低限「海外の人を受け入れる」という観点で書いてみました。テクノロジーの進化は旅のあり方をどんどん変えていきますね。もしかしたら後日追加していくかもです。昭月堂、また折をみて行きたいと思います。

最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。