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何かを始めるための心理学②

昨日の続きです。

何かを始めるとき、始めやすい状況を作る作戦があります。昨日の記事に書いたように、行動が終わった後のプラスイメージを持つことは、行動を開始するために重要です。

例えば、心理学の歴史動画の長いシナリオを考えると、岩野さんが3時間、4時間話すシナリオを作るのは大変です。そんなものを作るためには完成イメージが必要です。3時間話すだけでは、どういう工程でたどり着くのかがわかりません。しかし、その工程を理解すれば、それに沿って進めることができます。

今の歴史動画を考えると、どういう内容で話すかを決めることが必要です。例えば、そろそろ着手するであろうフロイト編は岩野さんが苦戦しており、シナリオ作りに役立つ本を探しています。

私は「精神分析入門」などを参考に、どの書籍が良いか考えています。適切な書籍を見つけ、少しずつ読み進めれば、その内容からストーリーアウトラインを描くことができます。そして、どの部分を取り上げ、どう話せば聴き手が興味を持つのかを考えるというステップで進んでいけます。

この過程を踏まなければ、終わりが見えなくなります。しかし、一歩一歩進めば、必ず終わらせることができます。この手順が非常に重要であり、一度達成すれば、次回はもっと進めやすくなります。

歴史動画作成を例に取ると、一度歴史動画を作る工程がわかれば、次回からは先の見通しを持ちやすくなります。人は、先の見通しが立てば、行動しやすくなります。そのため、行動を分解することは非常に重要だと感じています。

ステージ変容理論や多理論統合モデルという心理療法のモデルが存在します。このモデルを参考にすると、ある行動が人にどう影響するか、特に悪影響の側面を考えることができます。

例えば、自分の行動が他者に迷惑をかけると知ることで、より行動を改めようとする気持ちが生まれるかもしれません。また、知識を身につけることで、「こうすると良い」という手段が明確になり、行動が進めやすくなると感じます。

そして、行動を開始する際には、自分の意向を友人や知り合い、またはチャットのような場所で宣言することもできます。

宣言した後、実際に行動しようと考えたときに、適当な言い訳で避けるのが難しくなり、結果として実行する可能性が高まります。集団療法などでは、他者が行動を宣言することで、自分も行動しようという気持ちになることがあります。

心理学的に行動を始めるコツを考えると、行動後のプラスイメージを想像する、行動を試すための言い訳を避ける、行動の理由を考慮する、行動を小分けにしてチェックする、行動を公然と宣言する、他者と共に行動するなどの方法があります。

これらは行動を継続するためのコツとしても役立ちます。行動を始める際のさまざまな方法を試してみることをお勧めします。

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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