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心理学の情報発信について学会発表してきます!【研究者日記】

来年度はついに心理学やメンタルヘルスの情報発信についての学会発表ができるところまできました。

精神神経学会という精神科のお医者さんの学会なのですが、ここで発表できることは非常に光栄なことです。

わたしは心理士であって医師ではありませんので、そのような立場でありながらこの学会の発表の場に出させてもらえること自体ありがたいことです。

それに加えて、情報発信についてのシンポジウムができるぞ!ってことがとても嬉しいです。

デジタル化が進んでも、なかなか新しいものは受け入れられにくく、YouTube発信は良くないと明確に言われることもありました。

そんななかでも必要性は感じ続けていて、そんな状況だからこそ、やはり必要性が理解していただけたんだろうなと思っています。

本当に嬉しいことです。

以下は、その学会でどんなこと話すのか?という抄録というものの初稿です。もし興味があったら読んでみてくださいね。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

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タイトル なぜ?どのように?心理学の情報発信をするのか?

臨床心理学を含む心理学は,メンタルヘルスや生活の質を向上させることに貢献します。

一方、メンタルヘルスと心理学の関連性についてはまだまだ誤解されていることが多く、抑うつの問題が根性ややる気に起因するという考えを持つ者が約25%いることも事実です。

加えて、血液型性格占いやHSPなどといったポピュラー心理学や自己啓発についての情報と、アカデミックな心理学の情報が混在しており、一般的にはポピュラー心理学や自己啓発を心理学であると認識されることが非常に多いと感じています。

そのような情報が正しいことばかりであれば何も問題はないですが、誤った情報が事実かのように普及する場合もあります。

そのような状況の中、科学的根拠に基づいて、正しい心理学の知識や活用方法を普及していくことは、心理職の使命でもあり、

公認心理師の業務内容についても、「心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供」が明示されています。

このような状況を踏まえて、演者らは心理学の情報を正しく普及し、なおかつエンターテインメント要素を含み視聴者への知識伝達を効率化するための文字情報によるブログ、ラジオ形式による音声情報の発信、そして映像情報によるYouTubeチャンネルの運営などに取り組んできました。

当日は共同演者・情報発信の運営者である岩野卓(大分大学福祉健康科学部)とともに、心理学の情報発信について、どのようなことを意図し、どのような方法を用いて行っているのかについて、話題提供をします。

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