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心理士の声は癒しボイスなのか?

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

私見です。

自動文字起こしでじぶんの語りを字幕にしてもらっていると、わたしの音声の大半は聞き取ってくれるんですけど、聞き取ってくれない箇所もそこそこあります。

例えば、ひとの名前、岩野さんって言うと、岩田さんになったりとか、ぱんだ先生って言うと前田先生になったりとか、そういうこととかがあります。

あとばっちこいがバチカンになったり、AIが知らない名前はあまり得意ではないようです。

それから、これは昔から言われるんですけど、「なんすよねえ」の「ねえ」が吐息のようになるので、それが聞き取れないらしい。

「ねえ」がその後の文節の一番最初の「んで」っていうのに置き換えられるということがよくあります。

たしかに、わたし自身が、言い切らない言い方をするというのもあるのかもしれないです。

ふと思い出したのが、心理士のドラマで、北川景子さんが主演されていたんです。

北川景子さんが臨床心理士のところに演技の指導というか、どういう風にしているのかなというのを見に行って、役作りの参考にされていたそうなのですが、

その時に北川景子さんが「心理士の声に水分が含まれてしっとりしている」みたいなことをおっしゃったらしいんですよね。

確かにそれはあるなと思っていて、しっとりすることで最後ふわっとした感じで終わったりするので、それでわたしの音声もしっかり読み取られてない可能性がありそうだなと思います。

心理士のYouTuberの方々って、ぱんだ先生とかみいぶうさんとかの声は、癒しボイスだったりしますよね。しっとりしているからこそ、聞きやすいというのはあるのかもしれないです。

心理士の人とかとお話していると、似たような話し方と言うか、ふわっとしたような感じの話し方をする人が多い気がします。

クライエントさんに対してやっぱり聞きやすいような感じの声にしたりとか、尖らないような感じにするのが自然と意識がついているのかなと思います。

カール・ロジャースが相づちをうつときに、「んふん」という相槌をうつんですが、これもふわっとした感じの相槌なんですね。

こういう聞き馴染みがいい声みたいなのが話を聞くときのポイントでもあるんだろうなあと思います。

今日の話は完全に私見なんですが、ここからもさらに私見です。心理士の意見って声が大にならないところがあるなと思っていて、逆に意見が通りやすい人のスピーチを聞いていると、この心理士の話し方と逆の話し方をしているような気がします。

はっきりと言うと意見は入りやすいですし、刺さりやすいなと思うんですけど、ふわっとした感じで言うと、ぱりっと入ってこないなみたいになるのかなあと思いました。

良し悪しだとは思うんですけど、話を聴くときと、話をするときは声の感じを変えて使い分けられるとより良さそうですね。

はい、今日は完全に私見でした、それではまた~。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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