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つらいときには素直になるほうが心の負担が減る【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

生活する中で悲しみや辛さに向き合う時があるかと思います。そういうとき、どのように対処しているでしょうか?

自分の気持ちを無理に明るく振る舞うことってありませんか?

時に、自分がどれだけ辛くても「大丈夫」という風に気持ちをごまかして頑張ってしまうことがありますよね。

今回は、そんな時に素直になれる方法について考えてみたいと思います。

心理学では、防衛という言葉があります。これは、こころが疲れたり、悲しいと感じたときに、無理に明るく振舞い、「そんなことはない」「大丈夫だ」と言い聞かせることで、自分のこころを守ろうとする行為です。

しかし、この防衛が働くことで、自分の本当の気持ちに向き合わず、素直でいることが難しくなってしまいます。

では、どうすれば素直になれるのでしょうか。

心理療法の観点から見ると、自分の状態に気づくことが大切です。

たとえば、「私は今実際に悲しんでいる」と自分で認識することが重要です。しんどいときは、素直に「しんどい」と認めることが大切です。

では、具体的にどのように自分の心と向き合えば良いのでしょうか。

まずは、状況を客観的に捉えることが大切です。自分がどのような状況にあるのか、その原因や背景を理解しましょう。

次に、自分がどのように感じているのかを言葉にしてみましょう。悲しみや辛さを抱えていることを素直に認めることで、自分の心が軽くなることがあります。

そして、だれかと気持ちを共有してみましょう。自分だけでなく、他人も同じようにつらいことがあります。悲しみやつらさを共有することで、相手の気持ちも知り、自分もこう思っていいんだなと思えるようになるかもしれません。

最後に、素直でいることは、自分にとっても周りの人にとっても大切です。素直でいることによって、自分の感情や考えを適切に伝えることができ、他人とのコミュニケーションがスムーズになります。素直な気持ちで接することで、人間関係もより良いものになるでしょう。

また、自分の心に正直でいることで、自分自身のメンタルヘルスを向上させることができます。

無理に明るく振る舞うことで、こころに感情が溜まり、ストレスがたまってしまいます。感情を抱え込まず、素直に表現することで、ストレスを軽減することができるでしょう。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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