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青騎士 第4号紹介

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「青騎士」第4号作品紹介 『むすびめ』(長田結花)

「青騎士」第4号作品紹介 『むすびめ』(長田結花)

「青騎士」第4号作品紹介の第27回目は、長田結花先生の『むすびめ』のご紹介です。

前回に引き続いて「青騎士」巻末に、二色刷りのイラストコーナー『むすびめ』が掲載されます。
第4号のテーマは「秋山散策」。
読者の方々を、紅葉が進んだ実り豊かな山々に誘ってくれます。

「青騎士」第4号作品紹介 『乙嫁語り』(森 薫)

「青騎士」第4号作品紹介 『乙嫁語り』(森 薫)

「青騎士」第4号作品紹介の第26回目は、森 薫先生の『乙嫁語り』第3回のご紹介です。

19世紀中央アジア、自然と向き合い、家族と寄り添い生活する人々に、南下を図るロシア帝国の影が迫りつつあった。
そんな折、遊牧民と定住民の間で話し合いがもたれ、共通の脅威に立ち向かうために同盟をむすび、その結束の証として、アミルの兄・アゼルに婚姻の話が持ち込まれる。
ただし成立には条件があり、相手に「馬競べ(うま

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「青騎士」第4号作品紹介 『あべこべの国のアリス』(渡邉嘘海)

「青騎士」第4号作品紹介 『あべこべの国のアリス』(渡邉嘘海)

「青騎士」第4号作品紹介の第25回目は、渡邉嘘海先生の『あべこべの国のアリス』第3話のご紹介です。

双子の兄弟・イースターとメイデーは、ある日現れたウサギから「アリス」としてお茶会への招待を受け、鏡の中の不思議な世界に足を踏み入れる。
鏡の世界で、同じく「アリス」を名乗る少女たちからタロットカードを用いたゲームを持ちかけられるイースターとメイデー。
新たに現れたのは、どこか虚げな雰囲気をした「ア

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「青騎士」第4号作品紹介 『紅椿』(高橋拡那)

「青騎士」第4号作品紹介 『紅椿』(高橋拡那)

「青騎士」第4号作品紹介の第24回目は、高橋拡那先生の『紅椿』第4話のご紹介です。

世界各地の民俗文化(オカルト)を蒐集する吉祥院つばきお嬢様の元には、変わったお友達が集います。
今回はその一人、オオカミ女のリゼのお話。
普段は山で生活していますが、最近は街に降りてくることが多くなったようで…。

高橋拡那先生の単行本は、『紅椿』第1巻、『ぎゅぎゅっと高橋』全1巻他多数、好評発売中です。

「青騎士」第4号作品紹介 『銀の幼子』(まとり)

「青騎士」第4号作品紹介 『銀の幼子』(まとり)

「青騎士」第4号作品紹介の第23回目は、まとり先生のシリーズ連載作品第4弾『銀(シルバー)の幼子』のご紹介です。

「客にとって価値があるもの」を買い取り「その価値に釣り合う宝飾」を売る特別な宝石商が奏でる秘密と誘惑の宝石譚シリーズ第4弾。
今回は砂漠の町。ラクダとともにキャラバンに憧れる少女と宝石商のお話。
異国を知らない少女は宝石商に興味津々。宝石商とはどんなやりとりを交わすのでしょうか。

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「青騎士」第4号作品紹介 『波間の子供たち』(有海とよこ)

「青騎士」第4号作品紹介 『波間の子供たち』(有海とよこ)

「青騎士」第4号作品紹介の第22回目は、有海とよこ先生の連載作品『波間の子供たち』第3話のご紹介です。

父親の葬儀を済ませた波間 帳(はま とばり)。
放心の中、ふと足を向けた砂浜で行き倒れていた体から光を放つ謎の青年・ヨルと出会う。
成り行きから、ヨルを自宅に招き入れる帳。
ヨルは一宿一飯の礼として、帳の願いをなんでもひとつ叶えると申し出るが、家族との離別のあと、気持ちの整理のつかない帳には突

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「青騎士」第4号作品紹介 『猿の手貸します』(戸塚こだま)

「青騎士」第4号作品紹介 『猿の手貸します』(戸塚こだま)

「青騎士」第4号作品紹介の第21回目は、戸塚こだま先生の読み切り作品『猿の手貸します』のご紹介です。

就活に苦戦する大学生の青年の前に現れたのは、卒業生の猿渡先輩。
どうやら後輩をみかねてアドバイス(兼勧誘)をしに来たようだが、扱う商材が代償の代わりに願いを叶えるという「猿の手」だった。
溢れ出る怪しさに不安を感じつつ、先輩に付き合ってみることにする後輩だったがーー。

怪奇と不可思議が日常に彩

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「青騎士」第4号作品紹介 『凍犬しらこ』(ハラヤス)

「青騎士」第4号作品紹介 『凍犬しらこ』(ハラヤス)

「青騎士」第4号作品紹介の第20回目は、ハラヤス先生の連載作品『凍犬しらこ』第4話のご紹介です。

雪に閉ざされた近未来の北海道を舞台に、巨大な犬・しらこを伴って旅をする男「あつがりさん」の足取りを描きます。
二人が目指す「虹の根」とは、いったい何なのでしょうか。
いつものように雪原をいく、あつがりさんとしらこ。目的地は札幌。その道中思わぬ邂逅が。

ハラヤス先生の単行本は、『トンプソン』全3巻、

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「青騎士」第4号作品紹介 『ディジー・レコード0014』(伊田チヨ子)

「青騎士」第4号作品紹介 『ディジー・レコード0014』(伊田チヨ子)

「青騎士」第4号作品紹介の第19回目は、伊田チヨ子先生の連載作品『ディジー・レコード0014』のご紹介です。

ロボットが世話する洋館で掘り起こされる在りし日の記憶。
その記憶をオムニバス形式で辿ります。

第4話は、宇宙位飛行士と人魚の物語。
月面生活の模擬訓練として海底の施設で訓練をする青年・エドワードは、水中を縦横に泳ぎ回る人魚の少女に出会う。
やがて訓練を終えたエドワードは月に向かうことを

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「青騎士」第4号作品紹介 『ホテル・ライラック』(智田 直)

「青騎士」第4号作品紹介 『ホテル・ライラック』(智田 直)

「青騎士」第4号作品紹介の第18回目は、智田 直先生の連載作品『ホテル・ライラック』第4話のご紹介です。

祖父が先代の支配人を勤めたホテル・ライラックの支配人となったデュー。
日々の業務をこなす彼の日常に、しれっと非日常。
なぜかデューには、祖父にして先代支配人のエヴァンスの幽霊の姿が見えているのです。

今回はガーデンパーティーの準備で忙しい中、手紙を認めるべくペンを取るデュー。
走らせるペン

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「青騎士」第4号作品紹介 『ムシ・コミュニケーター』(ムネヘロ)

「青騎士」第4号作品紹介 『ムシ・コミュニケーター』(ムネヘロ)

「青騎士」第4号作品紹介の第17回目は、ムネヘロ先生の『ムシ・コミュニケーター』のご紹介です。

虫と言葉を交わすことのできる少女・森白百佳。
彼女は虫とコミュニケーションが取れるが故の悩みを抱えると同時に、学校生活の中でもある問題に直面していた。
そんな百佳の前に、彼女とは異なる形で虫に携わろうとする男が現れる。

『ムシ・コミュニケーター』は、「青騎士」本誌の発売がない奇数月の末日に、この青騎

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「青騎士」第4号作品紹介 『クロシオカレント』(こかむも)

「青騎士」第4号作品紹介 『クロシオカレント』(こかむも)

「青騎士」第4号作品紹介の第16回目は、こかむも先生の『クロシオカレント』のご紹介です。

三人のヒロインの3つの視点で描かれていくクロシオカレント。
今回は、1周回って悪の魔神に父親の魂が乗っ取られている水葱家のエピソードの回になります。
次女の朱砂が帰宅の途中である箱を見つけます。
それは、みんなが大好きなシュレンディンガー的な箱。
量子力学の、箱の中身が生きてたり死んでたりするかもしれないし

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「青騎士」第4号作品紹介 『火の里』(AKRU)

「青騎士」第4号作品紹介 『火の里』(AKRU)

「青騎士」第4号作品紹介の第15回目は、AKRU先生のシリーズ連載「龍行旅」シリーズ第2弾『火の里』のご紹介です。

辻芸人を龍を探し各地を旅をする龍族の朔と弟の満月。
赴く先で出合う怪異が巻き起こす事件を超常の力で鎮め、人々の心に平穏をもたらしていく。
今号では火災が頻発するという町に行き着く二人。
直後、怪しい気配が二人に迫り来るーー。

台湾漫画界のエースが描くオリエンタルファンタジー第ボリ

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「青騎士」第4号作品紹介 『夜な夜な夜な』(柴田康平)

「青騎士」第4号作品紹介 『夜な夜な夜な』(柴田康平)

「青騎士」第4号作品紹介の第14回目は、柴田康平先生の連載作品『夜な夜な夜な』第4話のご紹介です。

箱根の夜を駆ける怪盗・夜名。
彼女のミッションは、警察が盗んだ美術品をさらに盗み、元あった場所に戻すこと。
今回は、夜名の心強い味方にして刀の名手・古式が、夜名に迫る敵を一閃。
窮地に陥った夜名の救出に向かいます。

青騎士noteで柴田先生の創作アイデアなどをまとめた創作ノートが不定期に公開中!

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