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私的プラン作成手順

建物の間取りを考え、図面に起こすときどのように進めて行くか?
これは完全に人それぞれ、最終的に図面として出来上がり施主さんの意図する間取りになれば良いんです。
とは言え、「プランニング」なんて堅苦しく言われると身構えちゃいますよね。
そこで、私的な図面作成までの進め方を書きます。

  1. 施主さんの家族構成、仕事、生活時間や行動、希望間取りや部屋の大きさを聞き取りラフプラン作成

  2. 取り敢えずの間取りを分かりやすい図面ソフトに起こす

  3. その図面ソフトの作成間取りで打合せし修正や作り直してプランを煮詰めていく

  4. 柱、間柱、窓、入口、設備がキチンと書き込んで材料拾いや見積が出来る図面を起こす

1.ラフプラン作成


専門用語では「エスキース」と言うのですが、基本は施主さんの要望の聞き取りや隠れた本音を察しながらスケッチします。上の画像の様に手書きの丸で大体の感覚を掴みます。

2.取り敢えず分かりやすい図面ソフトに起こす


私は3Dパースソフトを初期の打合せに使用してます。間取りが自由自在に変更出来て分かりやすい間取りが何通りも作れます。

3.図面ソフトで打合せして最終的な間取りまで煮詰める

上のパーツソフトを使い「あーでもない、こーでもない」と施主さんと一緒に悩みながらに最終的な間取りに煮詰めていきます。

4.柱、間柱、窓、入口、設備がキチンと書き込んで材料拾いや見積が出来る図面を起こす


ここからは私の場合、Jwcadの出番です。柱や間柱の位置、壁位置、窓位置や寸法、建具位置や寸法をキチンと起こします。
これで見積もりの為の図面になります。基本は誰が見ても数量や仕様が分かり、拾い出しが出来なくては図面とは言えません。これをもとに確認申請や壁量、N値、採光、基礎などを出して行きます。

最後に

よく他のお客さんから「プランA、B」などと言った基本プランの話を聞きますが、効率化のために出来合いプランから選ぶのが簡単でしょうが、それは
「用意されたプランに合わせて生活する」事です。逆ですよね?
「生活にあわせたプランを作る」ですよ。
ですからAさんのプランにはBさんは気に入らない。これは当たり前の事です。「自分らしく生きる」「個性を出す」と言いますが、用意されたプランで満足ですか?
ぜひ悔いのない新築住宅をお創り下さい。

そんなお家を目指したい方。HPのお問い合わせフォームから若しくは
☎ 0276-61-3260 まで

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