うあーフェスvol.2レポート③大村 香琳
曲がり角の狭く暗いところで、大村さんが座っている。手元に本とヘルメット。本を開き、一節を読む。「身体は鑑賞されるものではない」といった内容。読み終わるとペンを取り出して、自分の左手?に模様を描き始める。指先の方から一本の線が始まって、ぐるぐる曲がったり、塗りつぶすように重ねながら、また指先に戻る。今度は、指先からヘルメットにその線をつなげ、ヘルメットにも模様が描き込まれていく。曲線で囲われたところにチョンチョンと点が打たれる。スマートフォンを自分で手に取り、音楽をつける。その