麻雀 俺の奇天烈斎様

 麻雀をしていると、お客さんできてる40代の黒服が
 
「そういえばこの前、息子に麻雀を教えようとしたらドンジャラなら出来るってんでやったんだよ。」

ドンジャラ‥ドラえもん(青猫さん)の絵柄が書いてある牌を使って遊ぶ麻雀に似たゲームだ

最近では鬼滅の刃もあるみたい。

で、黒服さんは

「うちはキテレツ大百科なんだけど、『奇天烈斎様』があるとオールマイティでなんでも使えるんだけど、全然奇天烈斎様が来ないだ。『おっかしいなぁ』と思ってたら息子が」

「前の山に奇天烈斎様を仕込んで抜いてやがったんだよ。」

「え!?実の親にドンジャラでイカサマを!?」

「おお、それで抜いた瞬間に手をガシッ!と掴んだら息子の手から『ボロっ!』と奇天烈斎様がこぼれて、息子が「ぐああ!」とか叫んでた。」

「む、息子さん、おいくつなんですか?」

「ん?小3。」

私はドンジャラでサマをかます小学生が後8年したら雀荘に来ると思うとうかうかしてられないなぁと思うのであった。

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