忘年会2019

一人にしない5つの工夫

年末といえば忘年会。
今日も街のあちこちで様々な会合が開催されてますね。

僕はこれまで、大きく分けて3つのタイプの忘年会を経験してきました。

A : 打ち上げみたいな会
大きな会社に勤めていた頃は、なんせ社内に沢山の人がいるので仕事で関係している人とある種の打ち上げとして開催されるのが忘年会。なにか出し物みたいなものもあったりしました。

B : 戦友との再会
TENTという二人だけの会社を立ち上げてからは、なんせ二人で飲んでも仕方がないので、戦友と思えるような小さな会社の人たちと集まって「お互い1年間なんとか生き延びたねえ」と無事を確認しあう会合が忘年会でした。

C : 業界の名刺交換会
イケてる会社や団体(それは仕事で関係があったり、友人の友人であったりする)が主催する、名刺交換が頻発する立食パーティみたいなもの。
(以降ここでは仮に「業界パーティ」と書きます。)

新しくて面白い出会いがあるんじゃないかと期待して、そういう場所に行くたびに、話しかけるきっかけも掴めずに。

「久しぶりー!ぎゃはは!」なんて言い合う知らない人たちの声を聞きながら、あまりのアウェイっぷちに打ちひしがれて

「会場内には人が溢れかえっているのに、僕はたった一人で部屋の隅で、何をしているんだろう」という気持ちに包まれ、そっと退散することもしばしばでした。

実はアイドントノウのメンバーは基本的に、そんな人たちです。

そんな僕たちが、なぜか毎年主催している「知らんがな忘年会」。

3回目となる今回は、一切の出し物をやめて、ただ単純に
・誰も一人にしない
・誰もアウェイにしない
だけを追求することにしました。

今回は、備忘録も兼ねて、そのための具体的な工夫を書き残したいと思います。

工夫1:初めての人と先に会っておく

業界パーティ感は苦手な僕たちですが、新しくて面白い出会いは大好きです。そんな気持ちから、今回の忘年会も一般向けにチケットを販売しました。

でも、元々親しかった人とばかりと話していては「業界パーティ状態」で壁ができてしまって、初めて来た人がアウェイ感を感じてしまう場になってしまう。

そこで、親しい人よりも初めての人と先に会うことにしました。
何をやったかというと、忘年会の前に「アイドントノウ・ユーザーミーティング」を開催したんです。

普段 idontknow.tokyo の製品を使っているユーザーさんに集まっていただいて、僕たちの製品をどう使っているか、改善点はあるかなどのお話をする会合。

沢山喋りたい人も、話を聞いていたい人もいると思ったので、ラジオ収録という形のトークイベント形式で開催しました。

HINGEユーザーさんとのお話

CUBOIDユーザーさんとのお話

この収録を経てから30分程度のご歓談タイムがあったんですけど、何らかの製品のユーザーさんという共通点もあるため、前に出て喋った話がきっかけになり自然な交流が可能になったのではと思います。
(ご参加いただいた方、ありがとうございました!)

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キューボイドのおかげで、対戦をきっかけに交流が始まったり。

シンプルなボードゲームは、新しい出会いの場所には最高ですね。

この第1部の雰囲気の良さから、その場で「やっぱり忘年会にも参加しようかな」と思ってくれた方が大勢いたみたいです。ありがとうございます!

工夫2:放っといてが提示できる名札

そうして始まった「知らんがな忘年会」。

出席者が首から下げるネームカードには、いくつかの工夫を凝らしました。

オモテ面には、ペンネームに加えて「私を一言でいうと」という欄を設けました。「そこに書いてある○○ってどういう意味ですか?」みたいに会話の最初のとっかかりです。

そしてウラ面には「ちょっとの間休みたいので一人にしておいてください」という文字を印刷しました。

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結果的に、ウラ面を使用する方はいなかったので、効果はわからないんですけど、ウラ面で「話しかけないで」を明示できるからこそオモテ面の人には「話しかけてOK」になるわけで、暗に効果があったんじゃないかなーなんて思っています。


工夫3:主催者たちがフラフラしてる

過去の忘年会では、ずっとライブ配信トークをしてみたり、焚き火をしたり、製品のタッチ&トライコーナーを作るなど、退屈な時間を作らないように様々なコンテンツを考えてきました。

でも、そもそもこういうイベントって、参加者のほとんどが主催者に会いに来てくれている。主催者と話したくて来ている場合もあるわけです。

それなのにコンテンツの運営で主催者が忙しくなっちゃって、参加者が主催者と話せないなんて、本末転倒なんじゃないか。

ということから、今年は「なにもしない」ことに決めました。


何もしないかわりに、会場内で一人で暇そうにしている人をみかけたら、主催者がすぐに話をしに行くようにしました。

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何か出し物に凝るのではなく、
「主催者が暇そうにフラフラしている」というのを、一番のコンテンツにしてみたわけです。



工夫4:全員に何かしら当たるくじ引き

そして4つ目の工夫が、参加者が任意で持ち込んだ景品をみんなに配るというくじ引き

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持ち込んだ景品の紹介が、そのまま参加者の自己紹介になるし、全員に必ずお土産ができるということで、なんだかハッピーな気持ちにもなれました。
(景品持ち込みいただいた方、本当にありがとうございました!)

工夫5:美味しい大皿料理

写真を撮り忘れたのが悔やまれるのですが、EAT TOKYOさんの美味しい料理が、全て大皿や大鍋で、次から次へと登場しました。

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みんなで1つのご飯を囲む。ゆずりあったり、他の人にもとってあげたりして。「美味しいですね」なんていう一言も、会話のきっかけになったりしますよね。



そんなこんなで、どうでしょう。参加した方、アウェイ感を感じることなく楽しんでいただけましたでしょうか!?

参加者のみなさんから一言づついただいていますので、聞いてみましょう!






2019年、良いことも悪いことも沢山ありましたよね?
今年あったことなんて、、、

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知らんがなー!!!

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という締めで、大盛況で幕を閉じました。

お越しいただいた一人一人の暖かさや気遣いがあってこその、居心地の良い空間だったと思います。

ご参加いただき、本当にありがとうございましたー!!

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