見出し画像

今日も今日とてインスタグラムに泥を塗る

インスタグラムが嫌いです。

ついでに言うと、Facebookも嫌いです。

理由はおんなじ。人間らしさが感じられないから。

私がインスタに泥を塗る理由

友達と出かけてきた写真。

彼女とのツーショット。

おいしかったランチの情報。

自身が企画しているイベントの宣伝情報。

そんなキラキラした情報ばかりが並ぶ世界を見ると、思わずにいられない。

「この人たち、理想だけを切り取って出来上がった人形みたいだな〜」と。

生きていれば誰でも、理不尽な状況に涙が出る日とか、何か動き出したいけどどうすれば良いか分からなくてモヤモヤする日とか、誰かの一言に憤りを感じる日とか、泥臭い部分があると思う。

そういう部分含めて、人間ができあがる。
そういう部分含めて、私はあなたが好きだ。
つまらないことで悩んでるあなたが好きだし、素敵だと思う。大好きだ。

でもインスタグラムやFacebookでは、つまらない自分を見せようとしてくれる人ってのは本当に少なくて、日々「もったいねぇなぁ〜」と感じる。

もっとバカみたいな小さいことで悩む自分もそのまま発信してくれよ。
飾りつけた人形になるなよ。

その一方で、あんなにキラキラした世界に泥臭い投稿をするってのは、勇気がいることも分かる。ディズニーランドに裸で入り込むようなものである(この例えは少し違う気がするのである)。

だからまず私が、先頭切って、このキラキラした世界に対し泥を塗っている。

これが泥塗りのお仕事です!

「いや、さっきから言ってる泥塗りって何?」と思われた方もいるかと存じますので、以下にその例を示します。

人材系会社の現実を知ってびっくりしたときのストーリーですね
面接したときになんか思うことがあったんでしょうね
「世の中なめてるけどまぁいっか」と思いながら投げたやつですね

こんな感じで、ストーリー上げるときは「なんか…こんなの晒して申し訳ないな」と思いながらも、自由にのびのびとやらせてもらってます。

泥塗りとはこういう、「生活してれば感ぜずにはいられない感情を、たまにはそのまんまのっけちゃおうよ!」ってことです。

※(勝手に仲間だと思っている)"Mud Painter(泥を塗る人)"の中には、「自分のガクチカ書くことなさすぎて笑う とりあえず原神やります」とか「女児降ってこないかな〜」とか「TwitterとInstagramを間違えてしまったのかな」と思ってしまうような投稿をされる方もいます。そういうのもありです。

不思議なことに、上記のような投稿をするとけっこうな人からDMとかリアクションをもらえるので「需要あるんだな〜」と思い上がらせていただいてます。

中には、投稿した内容にちなんだ相談をしてくれる方もいて「みんな心の奥底ではこういうタイプの投稿も望んでいるのかしら…」とこれまたつけ上がらせていただいてます。

フォロー、フォロワーが共に100人くらいのアカウントであれば、そのうちの最低1~2%はぜひ泥塗りアカウントを運用してくれる方がいてちょうど良いんじゃないかなと思う、今日この頃です。

今日からできる!泥塗りのコツ

だんだんテンションが高くなってきたので、ここまで読んで「ちょっと泥塗りやってみっかな…!」と思われた同志のために、特別に泥塗りのコツをお伝えしておきます。

泥塗りの心得その① ユーモアを忘れない

やっぱり人間の根暗な部分を醸す内容になるので、あんまり暗すぎても目にした側が困っちゃいます。「精神的に大丈夫?」と心配されたくてやるのではなく、人間らしさの整合を取るためにやることをお忘れなく。

そのためには、暗い話題こそユーモアと茶目っ気たっぷりにすることが大切です。文章だけでなく、状況によっては使用する画像も「なにこれ」とツッコまずにいられないものを使用すると良いでしょう(先に示した画像の2枚目は良い例です)。

私は普段から「なにこれシュール♡」と思った風景があれば、泥塗り用に撮っておきます。

泥塗りの心得その② なるべく簡潔に

あんまり長文の内容にすると、投稿に注目する人がいなくなってしまいます。インスタグラムのストーリーであれば、1秒も見ずにスワイプされるのが常です。3秒程で内容が分かるように工夫し、4回ほどは推敲して投稿すると良いでしょう。

最終的には、たとえ長文にしたとしても、アイコンから「こいつ今日はどんなことを言ってるんだ…?」と注目してもらうようになりましょう。

泥塗りの心得その③ 押し付けない

人の思想を押し付けられるってのは、あんまり良い気がしません。
「みんな!私の意見に賛同して!」という気持ちがあるときは、むしろ投稿せず一回寝ちゃうことをお勧めします。

しかしながら私も時折「あおき節を布教している」と思われており、この点はまだまだ未熟さを痛感しているのですが、あくまで独り言なのです
モヤモヤした気持ちがあったら、それを誰かにぶつけたり認めて欲しいわけではなく

うおおおお!!!!!!!この気持ちの対処方法がわからないからこうしてこうしてお空へ向かってバビューン!!!!!!バイバーイ!!!!!」的なテンションで投稿しているのです(伝われ)。

ここは本当に難しいところで、時には誤解を受けることもありますが、辛抱強く取り組んでいきましょう。

今日からあなたも夢の泥塗りライフ!

いかがでしたでしょうか。
キラキラしがちなSNSに一石を投じることで、「人生ってそんなキラキラばっかじゃないよな」という当たり前のことを思い出すきっかけづくりができます。

"Mud Painter(泥を塗る人)"として、一緒にがんばりましょう!!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?