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愛を叫んでも、そこは世界の中心ではない。

  『愛』という言葉の意味なら、『愛 意味』で検索すればよい。
 愛の意味となると難しいが、だれもがオー・ヘンリーの『最後の一葉』と『賢者の贈り物』に愛を感じるだろう。そこには、無償の愛があるからだと感じる。
 それは、慈しみ、大切にし、慕う心が描かれているからだろう。そこに感じる胸の奥からの優しさや思いやりや慮ることが、愛なのだろう。ということは、人に真に愛されていると感じる時は、無償のそれらを感じる時であろう。

  無償の愛を捧げる。それは、難しいことだ。だが、富貴な人物ならば、自らの国を愛する愛国心があるのならば、海外在住であろうが自国の『今日の糧に困っている人々』や『貧しさから脱却出来なくて苦しむ人々』に、無償の愛を注ぐために基金などを作れば、多くの人々に愛を注げるだろう。

  声高に愛を叫んでも、そこは世界の中心ではない。世界の片隅に追いやられている人々に、無償の愛を注いで、恩恵を受ける人々の涙や幸せの笑顔があふれる場所場所それぞれが、世界の中心だ。

Copyright 2023(C)Kazuya Aoki(碧木和弥)

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