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焦燥

なにやら常に焦っている気がします。
時が流れて季節が変わっていくことやら、年齢を重ねて大人と呼ばれる存在になることやら。
自分のしたいことをしたいままにできるのは一体いつまでなんでしょうと思います。それは、したいことなんて死ぬまでできるんですわと言える人もいるのでしょうが、そないなことは若いうちにしかできまへんがなと言う人もいて、私はおそらく後者。
そうやって若さに価値を見いだしてしまうから、それが徐々に損なわれていくことに焦りを感じるわけなのです。

さてでは若さとは一体なんで御座いましょうか。具体的な数字を出してしまえば、50、60の方からすれば30代だって若く見えるでしょうし、そういった意味で若さとは相対的なものなのですが、多くの人の持つ概念の印象としての若さはやはり絶対的だと思うのです。
そして若さの裏には、損なわれていくこと、という漠然としたイメージを皆々様方持っていらっしゃるわけです。
若さとはつまり、時間の経過に伴って損なわれていくこと。
これに価値を見いだしてしまうことが、どれほど辛いことか。

これから減るものを両手に抱えながら、これから増えていくものは一体なんでしょう。
それを見つけるために、あとどれだけ減らせばいいのでしょうか。

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