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20代前半、オチを。

わたしは今、もっとも物語の舞台にされているであろう20代前半を生きている。

20代前半、特に大学生というのは、子どもでも大人でもない狭間の時期で、歳を重ねて最も思い出す時間の一つだと思う。

もっとも、大半の学生はドラマのような青春を謳歌せずに大人へと進むのだが、それはそれで一つの「青春」とも言えるだろう。

中高生と違って自由の幅が圧倒的に大きい。
社会という未知の領域への不安と期待。
最後の青春を精一杯、爪痕を残すように過ごす。必死なくらい。
必死に何者かになろうとするし、大抵は何者にもなれない。現実は厳しい。

ドラマで描かれるストーリーは現実と真逆だ。
だからこそ観られるというのもあるだろう。

とはいえ、誰だって何かしらはあるかもしれない。
行動に限らない、思想思考もそうだ。何にでもなれると信じて疑わなかった無敵感を大人になって思い返すと味わい深く感じるかもしれない。

大抵の学生、20代前半は、何かを残そうとして何も残せない。

薄々気づいているけれど、それでも抗う。
もしかしたら劇的な何かが起こるかもと。

そんな感じで今日、美容院でエゲツない髪型をオーダーした。


生活費になります。食費。育ち盛りゆえ。。