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『仕事の本質を間違えていた僕。』後編


⁡それから少し経った休みの日、


ふと『ビジネスモデル思考法』という本を読んでいると、

僕の頭に電流が走るかのように、
ビリっと来る言葉が載っていました。



※(この『ビジネスモデル思考法』という本は物語兼、ビジネス書の本で、


『レオリアス』という老舗シューズメーカーに勤める会社員の須藤(主人公)が、


その社長から「会社のビジネスモデルを作って欲しい」と言われ、



色々な人に意見を求め、勉強し、

落ち気味の老舗シューズメーカーを再生していく物語です。)

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ビリっと来たのは、主人公の須藤が、

ビジネスモデルを研究する教授と会話をしたシーンでした。

一部抜粋させて頂きます。


(短くまとめる為に少し省略と補填してあります)
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教授『須藤さん、レオリアスの企業活動の流れは、

「仕入れ」→「製造」→「販売」。

どうでしょうか、合ってますか?』




須藤『部品を買って、作って、売る。
間違いないですね。』




教授『そして売れたら須藤さん達にはお金が入ってきます。

どうですか?』




須藤『はいそうです。』





教授『そして、ゴールはまさにこの「販売」ですよね』




須藤『ええ。そうです。

ここで売り上げが立ちますし、そこまで掛かったコストも回収できます。』



当たり前すぎるやり取りに、
なぜこんな事を聞くんだろうと須藤は思った。





教授『須藤さん。

そこが問題なんですよ。






須藤『え、一体何が?』




教授『それはあくまでレオリアスのゴールでしかありません。


レオリアスが商品を売った瞬間に、お客様はそれを買います。


レオリアスが「販売」してゴールだ!!

って喜んでる時に何が起こってると思いますか?』





『は!』と須藤が気づく。




教授『そうです。レオリアスが財務的に見た「販売」というゴールは、

お客様にとっては「スタート」
でしかないんです。』



『お客様の目的はレオリアスのシューズを「買うこと」ではなく、

新しいシューズで「快適に走るコト」なんです。




『iPhoneを例にすると、
iPhoneを「買うこと」がゴールではなく、

買ったiPhoneで音楽を聴いたり、
宿が取れたり、アプリをダウンロードして使ったり。


「買った先の世界」の為にiPhoneを購入してるんです。』


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僕は今までキレイにする事しか考えておらず、

「キレイになった空間」でお客様が生活するという事を、考えていませんでした。




『そっか。

お客様の視点に立てばわかる事に、
僕は気付けてなかったんだな』




「お風呂をキレイにする」だけでなく、

「綺麗になったお風呂で、お客様がリラックスしてる姿」を想像し、



「エアコンをキレイにする」だけでなく、


「綺麗になったリビングのエアコンで、
家族みんなが夜過ごす姿」を想像するようにしました。




部長がワックスにホコリが入ると言っていたのは、
お客様が使う上で気になるからでした。




まだまだ勉強中ですが、

この「気付き」は僕にとって、
とてもとても大切なものになりました。




著・川上昌直さんの
『ビジネスモデル思考法』

仕事に携わっている人にとって、凄く良い本なのでおすすめです^^



最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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#掃除 #生活 #ビジネスモデル思考法 #川上昌直 #本 #読書

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