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『家族』という言葉が暴力に聞こえる

家庭内で何かしら揉め事が起こる度に
馬鹿の一つ覚えのように言われてきた言葉が『家族なんだから』。

本来ならその言葉、温かさ?や連帯やら愛情などを連想させる
代物なのだろう。

世間一般的には。

しかし、この世間一般から外れた方向から
この言葉を言われ続けたら、どうなるか。

この『家族』という言葉は、苦しみと暴力になる。

お涙頂戴もののエンタメで家族愛がテーマと言われているものにさえ
強い拒否反応が出るようになってしまうこともある。

家の中にトラブルメーカーがおらず、何不自由なく幸せに育った
人には、絶対理解できないだろう。

いつだったか、軽井沢のアウトレットで裕福で仲がよさそうな3人の家族連れを見かけたとき、とてもうらやましく感じたことがある。

大人になった今も、『家族』という言葉が苦手。
この言葉を聞くと、見えない暴力を振るわれているように
苦しくなるからだ。


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