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失われた美を求めて

今年はじめにリーディングを受けてから、そこで繰り返し出てきた「美」というワードについて漠然と考えていた。

美容、アンティーク、美術、ジュエリー、伝統工芸でも何でも、素敵だなぁと思うものに白羽の矢を立てる。自分が好きなものを大切にしていくこと。美しいものに対する共鳴。感性、直感を磨くと引き出しが増える。センス、才能を世の中に対して使っていく。自信を持って、才能を活かす方向で選択肢を広げてあげる。そんなことを言われた。

その瞬間の私は、「美、かぁ・・・」という感じ。仕事と子育ての両立に四苦八苦して髪を振り乱す日々。美はとても縁遠いものになっていて、自分の中で封印しているなぁと。化粧もほとんどしていないし、ファッションももはや何を着たいか分からない迷子期間も長く、そんな私が美の才能を活かす、ましてやセンスや才能を世の中に使っていくだなんて・・・。とてつもなく遠い世界のような気がした。

でも振り返ると確かにそうなのだ。あまりに当たり前すぎて意識したこともなかったし、日頃は整理整頓も掃除もままならず生活していたので更に縁遠いような気もしたけれど、元々は、やはり美しいものが好きだし、そこへのアンテナ、共鳴は人一倍強くあったなと思う。

「装苑」や「FUDGE」を読み、クラスの美しい子を見つめてときめいていた10代の自分。着せ替え人形のドレスショップで目を輝かせた、小学生の自分を思い出す。少しずつでも、美を取り戻す。美に意識を向ける。そうしてみようと思った。

図書館で大量のメイク本借りて、化粧を学び直す。生まれて初めての化粧下と久しぶりのファンデーションを買い、なるほど!肌の化粧ってこういう事だったのか!と感動する。

白髪が増えてきて憂鬱だった髪の毛のお手入れ。日々のブラッシング。頭皮のお手入れ(なんてものがあったことすら知らなかった)!週に一度のクレンジングと毎日のドライヤー前の頭皮用化粧水。白髪を美容院で染める。テンションが上がる。

洋服を買いに行く。無難なオフィスカジュアルでなく、会いたい人に会いに行く時にワクワクとして着ていけるものを。

初めてのまつげパーマ。便利!ビューラーによるダメージが多いことも知らなかった。まつ毛の抜け毛も多いようで、言われてみればしょっちゅう目をゴシゴシ擦っていた、クレンジングなども優しく扱った方が良いと聞きなるほど。。お勧めしてもらったまつげ美容液で朝晩ケア。

シャンプー、トリートメント、ハンドソープ、化粧水、乳液。機能だけでなく、ボトルのデザインや香りを楽しむ。香りを楽しむ感覚なんてなかったなぁとしみじみ思う。

忘れていた感覚を次々と取り戻してきた10カ月弱。これからも、美を楽しむ感覚のリハビリを続けていきたい。こんな素敵なもの、美しいものがあるよ!ということを、自分の中に留めずに外にも出していきたい。そんな気持ちでブログを書き始めてみることにしました。よろしくお願いします。写真はリーディングで頂いたお花(*^^*)

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