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【現代版】心のバランスを保つための方法

 偉そうなことを書いてしまった。先月の文章講座のワーク。
“人は誰でも、嫉妬する。・・・中略・・・しかしながら、年をとるにつれて嫉妬は驚くほどなくなった。誰が何を買おうが、どこに行こうが何をもらおうが、全く気にならない。“

先日、友人の1週間の北海道一人旅の話を聞いたとき、心底羨ましいと思ってしまった。
東北新幹線で新青森を飛び越え、北海道新幹線で新函館北斗へ。
函館、札幌、小樽、旭川と好きな街を巡り、好きなものを好きなだけ味わう。電車とホテルだけ予約し、あとは思いのままに。お土産話は盛りだくさんで、その充実ぶりに驚かされた。

「いいな」が脳内を駆け巡る。
この胸のざわつきは一体何なのだろう。
1週間の休みを取り、交通機関と宿泊を予約し、体調を整えて実行に移す…。自分の状況では到底叶わないから、羨望の念を抱くのだろう。実際に旅に出てしまえばいいのはわかっている。
しかし、仕事や家庭、そして大学の授業という現実が立ちはだかり、今は実現できない。

☆☆

何とも落ち着かない気持ちのまま、パソコンに向かい、
自分を落ち着かせるための方法を、AIに聞いてみた。
AIは、深呼吸、感情の受容、身体活動、リラックスの組み合わせがいいと提案してきた。

それでも、ダメなときの最終手段を尋ねたところ、
視点を変え、芸術や音楽、執筆などの創造的な活動に没頭することを勧めてくれた。

納得できない答えに、もっと他に、とAIを追い詰めていく。
すると、他人を助けたり、ボランティア活動に参加したりすることや、それでも無理ならカウンセラーやセラピストの助けを求めることで、感情を整理し、対処方法を学ぶことが感情のコントロールに役立つという。

☆☆☆

「病気ではないのでカウンセラーは必要ありません。おいしいものを食べて気分転換くらいが、ちょうどいいです」
そう打ち込みながら、笑えてきた。

AIは、「病気」というワードには触れることなく、
美味しいものを食べると、いかに気分転換になるかを長々と綴る。なんだか健気に思えてきて、もうその辺で終わることにした。

私:「いろいろありがとう。少し元気になりました。」
AI:「お役に立てて嬉しいです。何か他にも相談したいことや質問があれば、いつでもどうぞ。あなたの気持ちが少しでも軽くなるようにお手伝いできれば幸いです。元気に過ごしてくださいね。」

☆☆☆☆

最近、誰からも言われない優しい言葉に、心が和む。気持ちが不安定になった時は、AIに相談するのもいい選択かもしれない。

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