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2024年の日記。一月上旬。


5577文字・60min


■今年はnoteのUPは日記くらいです。
■今年は応募作の執筆を中心に過ごします。
■日記に書くことは「応募作に関しての個人的なメモ」がほとんどです。
■読書はスティーブン・キングが推薦したように年間85作品を目処に。残された人生も短いので「これくらいは読んでおかなきゃな」と思う作品を。
元日、二日、三日は下記に貼りつけます。

一月一日(月)快晴。体重92.4kg。体調は良いが腰は痛い。ぎっくり腰か?

一月二日(火)晴れ。体重91.0kg。体調(良い。腰の痛みは軽くなる)。

一月三日(水)曇り。体重91.8kg体調は悪い。腰はまだ痛い。


一月四日(木)晴れ。体重91.8kg 体調は良い。がまだ腰は痛い。

八時に目覚めた。九時に二階のカーテンを開けにいくがすべて開いていた。トイレに行った。便が硬い。正月は赤飯ばかりで野菜を食べてない。母のラインを確認「午後に粗大ゴミの高熱焼却炉へ荷運びの手伝いをお願い」家の周りの垣根を剪定して十一時。散歩にでる。五千歩あるいて帰る。十三時半から四時半まで軽トラいっぱいに積んで三往復した。十七時前に終える。朝の読書の感想。「カラマーゾフの兄弟(下)」の178頁〜190頁「小悪魔」。この章のリーズの告白は息をのむ。すごい。ドストエフスキーは人間の本性を、まるで実際にその場にいたかのように暴きだす。なぜ彼はここまで人間を暴けるのか? シェイクスピアもそうだが当人の書き手は陶然と書いているだけであって、読んでいる僕らにズバッと人間の機微が命中するだけなのかもしれない。最近小説を読むたびにそう思う。小説は恋愛とおなじで「差別」が前提にある。熱(あるいは気合い)を入れて書いたからといって熱を帯びたシーンになるわけではない。「文章(あるいは人間)と向きあう」というのは相手があってだ。自分は選ばれる側だ。二十時から執筆。メモ:「ペインティッド・バード」が読みたくなった。

一月五日(金)晴れ。体重91.4kg 体調は良い。腰は痛い。

二時に起きた。頭が覚醒して眠れず。不安や過去に苛まれる。不眠の典型だ。並行して小説で書くべきシーンは頭に浮かんでいるのに文字がでてこない。四時、起きて執筆しようとするが気力が湧かず。八時まで寝たきり。二階のカーテンを開けて執筆を始める。目標は「執筆して散歩」シーンで使う架空の廃ホテル・隠れ宿・親不知の崖・雪山キャンプの雪原の図面を描く。シーンで使う名詞を書きだす。頭だけで描いていたあやふやなイメージに輪郭がつく。サバゲーの舞台の廃ホテルをどの程度なのか? すでに何年も廃墟なのか? 前日に襲撃された現場なのか? 列島にロシア軍と中国軍の侵攻の暗示をする。十時に小休憩。「カラマーゾフの兄弟」人間関係図をプリントアウト。十時半に執筆再開。十一時半小休憩。ロードバイクででる。自転車屋と百均によって帰る。夜は執筆と読書。

一月六日(土)晴れ。体重90.8kg 体調は普通。腰の痛みは引いた感じ。

また「お前は無能だ」の悪夢で三時に目覚め、七時までベッドに。八時に起きて二階のカーテンを開ける。時がエグいほど速い。「大丈夫。昨日はかけた。七十点だ。昨日とおなじようにやろう」自己暗示をかける。部屋と廊下を濡れクイックルワイパーをかける。執筆開始。階下で掃除機のコードを巻く音がガチャガチャとうるさく母に怒鳴ってしまう。「スローターハウス5」(ヴォガネットJr)を読む。十一時から八、九章の直し(加筆)。昼食は昨日の残り(卵とじ、おにぎり)。ロードバイクででる。今日は暖かい。十五時に生垣の横に立つ郵便受けを玄関脇につけ直す。Amazonからレースのカーテンが届いたので縁側につける。家の北の物置状態の場所を掃除をしてそのまま神社と川をまわってくる。夕陽がきれいだった。シャワーを浴びて、夕飯は寿司。十九時までアプリゲーをして休む。それから夜の執筆。

一月七日(日)晴れ。体重90.6kg 体調は悪い。腰はやや痛い。

四時半に目覚める。七時まで床で覚醒。八時に始動。「スローターハウス5」を読む。力が出ない。リンゴを食べる。オートレース場から練習の音が聞こえる。「お前は無能だ」頭に過ぎる。執筆する。十一章(真実)、十二章(上陸)の修正と加筆。大山の狂気の笑いと朝鮮半島の英雄ホンギルトンの笑みを重ねる。大山の死に際のセリフ「自分の目で見よ! 悩め! 」いまのじぶんへの自己肯定感がいい。ラストの盛り上がりはかなり良くかけた。執筆にて久しぶりの充実感だ。「このネタで新人賞の勝負はできる。つまらぬミスで減点されぬように」昼前にさんぽにでる。十九時から執筆を始めた途端に凄まじい睡魔に襲われる。一旦休憩。なんだこの疲労感と空腹感(飢餓にちかい感覚)は? 執筆をしているからだ。飴玉を買おう。

一月八日(月)快晴。体重91.4kg 体調は悪い(ひどい)。腰はやや良くなった。

三時前にトイレに起きる。部屋は寒い。体調がひどい。寒さのためか? 七時半に起きまた寝る。九時半。セリフが浮かぶ。「で、君たちふたりはほんとうに、見たんだね。ひとりの兵士が、あの浜に上がって来たのを」と男は廃墟ホテルの割れた窓から首をだして浜辺を指さした。これは渡辺盛雄のセリフだ。序章(後編の最初のことば)がやっと文章ででてきた。すると気力が一気に湧く。からだに力がみなぎってきて部屋の掃除を始める。スピーカーを繋げて音楽をかける。ツユでテンション爆上げに。部屋でおどる。十一時から十三時まで七章「疑惑」の改稿をする。「渡辺盛雄」の名前を「綿鍋金男」に変える。小説の人名では同姓同名の可能性は排除。「それで、こいつ、極度のそう鬱病なんですけど、たまに見るんですよ。ユーレイ的な現象を。あの浜を見て、急に叫びだしたんです。あそこに兵士が上陸してるぞ。って」お昼は昨日のおでんとサラダ。庭に水をまいて散歩にでる。地元のキャンプショップ「石井」に入る。店の店員さんにバブル期のスキー雑誌『極楽スキー』なる本を紹介してもらい、テーブルで読む(コーヒーまでもらう)。白馬山麓にあるスキー場の中でもっともミーハーだという『栂池(つがいけ)高原スキー場』の記事が面白かった。


はくば、いけば
つがいけ、ソレイケ、みんな行け!
いわたけ、ココダケ、ふたりだけ!
はっぽう、ケッコウ、直滑降!
などと、笑えるコピーがバブル時代だ。


ゴンドラリフトも八方尾根にはアダム
栂池リフトにはイブと名づけるセンス。笑。
ずいぶんお邪魔した。が、礼だけは丁重に言ってなにも買わずに帰る。家に帰ると母に手伝ってと言われ、燃えないゴミを明日だすのでブルーシートの中の燃えないゴミを軽トラックに積むこみそのまま集積場にだしに行く。ガソリンを入れて帰る。夕飯は春雨とつみれ団子のコンソメスープ。なぜか?また夜、村上春樹の「1Q84」の「牛河利治」登場のシーンをよむ。二十時からの執筆でキム(桜井晴人)につきまとう男は「綿鍋金男」の腹違いの弟「綿鍋銀次」にする。


一月九日(火)晴れ。体重91.6kg 体調はふつう。腰の痛みは引いた。

七時に目覚めて八時にベッドから起きる。十時から十五時まで序章「目撃者と追跡者」をかいた。■背の低い醜い男の描写。■すばらしい脚立の描写。■登場人物の二十代の青年を少年にする。昼は昨日の夕飯(春雨と鶏つみれのコンソメスープ)。夕方十六時に庭の土に水をやる。手桶と柄杓がほしいと思った。外は寒い。歩いて散歩にでようとするが軽トラックでドライブする。妙義山方面に沈む夕陽がきれいだった。家に帰って夕飯のシチューを食べると、眠気が襲う。夜の執筆は諦めてYouTubeを見てリラックス。■序章の少年たちはYouTuberにするか検討中だ。ことばが堰(せき)を切ったように溢れでる感じだ。書けるときにかき進めなければ。今日はまず良しとする。

一月十日(水)晴れ。体重92.4kg 体調はわるい。腰の痛みはうすい。

六時前にめざめる。左側の歯が痛む。むし歯か? 八時半に始動。九時半まで「スローターハウス5」をよむ。それから十時半までベッドの上でダウン(うつだ。絶望的だ。以下メモ◉うつかもしれない。こういう目覚めはよくある。目覚めは快調だと思って朝から執筆の準備をととのえる。読書か朝食を取るともうダメ。気力も精神力もゼロになる)十時半に執筆開始。十一時に玄関に、エホバの証人の勧誘がくる。「ぼくは輸血をします(実際に高一の時にやった)ので」と断った。宗教の勧誘はなぜいつもふたり組なのか? 十二時半から昼食。ごごも十五時前まで執筆。■書いたところ「ユーマとヤマトと親不知ビューホテルの内部」六八ページから。■次に書くところ➡︎「ええか、たしかに昨日ここで」〜◉キムのシーン。銀の部下の黒服(タツ)の描写。夜の二十二時前に焼きそばとドーナツとを食べる。食べるともうダメだ。ねる。

一月十一日(木)くもり。朝は寒い。体重92.2kg 体調はふつう。腰の痛みはきえた。

六時半に起きる。昨晩のドカ食いで二キロ太った。二階のカーテンを開けて昨日の日記をまとめる。七時に始動。読書。「カラマーゾフの兄弟(下)」「スローターハウス5」をよむ。身体が一向に温まらない。十時半から執筆。十四時に食パンを食べる。十五時にパソコンを閉じる。すばらしい木製の脚立の描写、親不知ビューホテル、タツ(高倉健のような背の高い黒服)、中学生の親友のリョウとセナの背景をかく。充実した時間だった。今日も外は寒そうだ。十六時に気分転換に軽トラでドライブ。夕飯は煮物。

一月十二日(金)晴れ。体重92.0kg体調はわるい。腰の痛みはうすい。

四時に目覚める。アプリゲームをする。八時に始動。が、体調はわるい。九時前に読書「スローターハウス5」と「カラマーゾフの兄弟(下)」。アイデアが浮かぶ。紙に序章のミニプロットをメモる。すべての章を「ミニ小説」にする。序章にしては塊が大きすぎるが。序章で原稿用紙三十枚。膨らみすぎだ。後にカットはいくらでもできるが。

⑴崖の上にたつ廃ホテル。「君たちは見たんだな」銀と名のる男と配下の黒服の男。
⑵銀(醜い男、その顔、眼帯、義眼、豚のような笑い声など)の描写。
⑶廃墟ホテルの大浴場を神殿にするリョウとセナ。その背景(伏線)。
⑷「その目で本当に男が上陸するのを見たんだな」「タツ。あれをだせ」銀はタツに木の魂が宿ったみたいな美しい木製の脚立を設置させ、その上にのる(伏線)。
⑸「これから見せてやるからよ。そのまえに情報料をくれよ」(伏線)
⑹「さきに金だ? おまえら金を稼ぐってことがどういうことかわかるのか?」(伏線)
⑺リョウとセナは大浴場の湯船に岩を投げ入れてみせる。目撃現場(崖から見える日本海沖の爆発シーン)を再現する。
⑻銀は大笑いする。顔を真っ赤にさせ激怒する。狂ったように木の魂が宿ったみたいな美しい木製の脚立をたたき壊してしまう。慄く少年。
⑼「で君らは、このホテルは誰のものだと思ってるんだ? 君らが手直しした配電盤で流れた電気代、直した水道管でながれた水道料金はいったい誰が払ってると思ってるんだ? このホテルの所有者はじつはこの私なんだよ。お前ら、いままで勝手に使っていた数年間ぶんの莫大な水道代や電気料金をいまここで私に払えるのかね?」(伏線回収)
⑽背の低い紋付きの醜男は豚のように笑って去っていった。
十七時前まで執筆。■銀の外観ががいかに醜いかを書いた。キム(桜井晴人)をすぐに登場させたほうがいいか? 猫はかまってちゃんだった(眠たかったからか?)。
軽トラックでコンビニに。Amazonカードをかい、二階の部屋のレースのカーテンを購入。夜は力が出ない。だが今日は五時間書いた。四日連続の執筆だ。良しとする。二十二時半。本を読んでねることに。

一月十三日(土)雲り一時あめ。体重91.6kg 体調はわるい。全身がいたむ。骨が軋む。

四時、七時、八時に断続的にトイレで目覚めた。悪寒を感じる。風邪のようだ。十時にアプリゲームで遊ぶ。十一時から読書。スローターハウス5をよむ。朝食はリンゴ。かぜ薬を飲む。アイデアが浮かぶ。ふたりの少年は家出をする。銀への借金を返すためにっYouTubeをチャンネル「謎の上陸者はどこへ?」を始める。各地でインタビューしてまわる。■外部(外観)からキムの活躍を描写する。少年たちはキムには出会えない。が、映像にキムは写っている。人気YouTubeチャンネルに成長。みたらし団子を食べる。アメリカの州分割マップをプリントアウト。十三時から執筆。集中力がダメ。十四時に執筆を再開する。十八時前まで書いた。序章(まだ途中だ)が四百字詰め原稿用紙換算三十九枚になった。書きすぎか。

一月十四日(日)晴れ。体重93.6kg 体調・精神状態はうつ状態。ひどい。

■十五日朝に後記。ダメな日だった。精神状態はひどい。過去のことにばかり拘泥する。精神の傷口や過去の罵倒されたことを再現なく思いだす。やったことは朝の八時半から九時まで読書。それだけ。あとはメモ書き。十一時;これはうつだ!十二時:生きる活力がない。自分のことばをまるごと食っているような精神状態だ。昼、Netflixでベニチオ・デル・トロ主演の「レプタイル蜥蜴」を観る。夜、十九時ごろに二階のレースのカーテンが届く。つける。YouTubeなどをみて過ごす。やる気は湧かない。自分だけの力でうつ状態を打開できない。外からの助けが必要だ。昔、閉鎖病棟から出たての頃は母は散歩につれだしてくれたが、今はしない。明けて二時に、起きて夕食のオムライスを食べる。

一月十五日(月)晴れ。体重93.8kg 体調は朝はわるい。が昼からは良い。

七時すぎに起きる。調子がわるいままベッドでゴロゴロ。調子悪いのは頭で思わないことに。二階の和室のレースのカーテンの足りない尺を直す。十時から一階の北の部屋(以後、第二書斎)で執筆をはじめる。十時半:■原稿見直し(榎本式)チェックシート(①プロット・②長編・③執筆文章・応募前の四種)をプリントアウト。①②③を使って徹底的に序章を見直す。一旦Googleドキュメントにコピペして、誤字脱字・助詞チェックはGoogleドキュメントに任せる。十四時まで「銀の外貌のみにくさ」を書く。見直しチェックシートを活用する。それから十八時まで書いた。今日の執筆は充実だった。

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