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プロット沼(倉庫)。

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日々プロットを作っていき、脳裏に沈めておく沼(倉庫)です。随時サイレントアップデート。
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#ボッチ

プロット沼Vol.4.1_《ひとりボッチのアリス》

4,091文字・180min ■メインジャンル(ファミリー) ◉疑問 ☞ 選考の基準がつかめない。具体的に描き始められない ①連載マンガの第一話(世界観と人間相関の紹介の話)のなかでしっかりと起承転結を完結させるべきなのか? ☞させるべきだろう。 ②とにかくキャラを際立たせ第2話を読ませる「引き」を考えればいいのか? ☞代筆作家で書ける「キャラ」が欲しいはずだ。 ◉まとめ ☞国民マンガ「サザエさん」「クレヨンしんちゃん」「コボちゃん」「ちびまる子ちゃん」を想定する。 ☞大

派遣王女☆ウルスラ / 第19話(4,060文字)

ガルド婆の話(宇宙魔王論) 扉絵 1頁 あっちの、りゅうおう城 カテリオンZは海中をガシガシと突進する。今週も全国津々浦々から寄せられた読者からの海中シーンで使われるキャラが満載だ…二匹の赤い魚が目になって巨大トレーラーロボットに変形する魚たち…確変大当たり確定のプレミアム魚群…映る自分に惚れて鏡の国に入りこもうとするマンボウ…ボッチたちが乗るカテリオンZもまたそんな海底の道を何日も歩きつづけて巨岩が割れた狭間の道をすすみ戦士の甲冑と骨がゴロゴロと転がる海溝の滝にで、そ

派遣王女☆ウルスラ / 第18話(3,503文字)

■第18話■ 人型ロボット・カテリオンZ! 扉絵 1頁 キヨさんと仁義   ボッチとルーシーは 「手前、旅中のモノでござんす。ぜひともお兄(あに)いさんからおひけえくだすって…」 ドラゴンゾンビは 「ありがとうございます。再三のお言葉、逆意とは心得ますが、これにて控えさせていだだきます」 カテリーナは 「こ今回はこんな感じで進めていくの?」 「そうだよ〜」 「どうやら、そうみたいだな」 「そんな感じで進んでいくわよ〜」 「では、よろしくであります!」 カフカが

派遣王女☆ウルスラ / 第14話(3,928文字)

■第14話■ 宇宙編 扉絵 1頁 トンネルの中 火口と滝壺の獣の胃袋を結ぶ ねじれトンネル 錐揉みをしながら渦の奥へと滑空する翼竜タクシー ウルスラとルーシーはさけぶ 「あァ〜〜れェ〜〜ッ!!」 ボッチは中指でメガネのブリッジをあげてウルスラの肩をつつく 「お嬢、タクシーはずっと安全運行をしておりますぞ」 ウルスラはルーシーに 「ふんいきよ、ふ・ん・い・き。ねー」 ボッチはハンカチで汗を拭く トホホ……… あれッ?  しゅるしゅるしゅるしゅるぅ〜 大人の体だ

派遣王女☆ウルスラ / 第12話(8,000文字)

■第12話■ バックトゥー・座・フューチャー PART5 扉絵 1話 電撃発表、ガルド婆 サクラは目を丸くさせ 「あなただれなの?」 地蔵の婆は 「元魔王じゃ」 ズコーッ!! ボッチ、フリード、サクラはズッコケる 3人は顔を見合わせる ははは、まさか 笑う 3人は地蔵の婆に向かってもう一度ゆっくりと尋ねる 「で、いったいぜんたいアンタ……」 「本当はどこのだれなんだい?」 「だからさっき元魔王っていったろうがね」 3人はまた顔を見合わせ フリード 「……

派遣王女☆ウルスラ / 第11話(4,267文字)

■第11話■ バックトゥー・座・フューチャー PART4 扉絵 1話 目醒めない主演 ウルスラはベッドから起き上がる 「ふぁ〜あ、なんだか2週間分くらい寝た気がする」 みんな(フリード、サクラ、ルーシー、地蔵)は中央のテーブルを囲んで朝食をとっている ボッチはエプロンを着、おたまと菜箸をにぎって 「お嬢。きっかり2週間ぶん寝ておりましたぞ!!」 ウルスラはパジャマ姿で目をこする むにゃむにゃ… 「で、あれからなんかあった?」 「え? いやまァ………」 ボッチは笑って

派遣王女☆ウルスラ / 第7話(7,854文字)

■第7話■ 扉絵 異界 その星は何かが原因で自転をしないようだ 球体の半分は陽が当たらず、見わたす限りの雪の大陸だ 日の射さぬ黒い日陰の半球 それが今回の舞台 雪の王国であるグラン・ケ・フレディシマ王国だ 曲がった地平線の陽があたる地表に黒くかがやく城 それは日光領土を支配する大公爵家が支配するノルドン大公国の城だ こちら側の国は常夜大中小の月が三つならんで浮かぶ 1頁 フレディシマ領地 針葉樹林に覆われた氷山の火口から 間欠泉のごとく滝壺の獣のゲロが吹きあがる ゲロ

派遣王女☆ウルスラ / 第6話(4,685文字)

■第6話■ 胃液サーフィン!! 扉絵 1頁 滝壺の獣 滝壺へ落っこちていくウルスラとルーシー 「ヒャッホ〜!!」 天空から巨大な声が轟く 「マデェ〜ッ!!」 上空へふりむくウルスラとルーシー 巨大なダイダラボッチが迫りくる 「ぎゃあぁ〜〜〜〜ッ!!」 空中をバタバタ泳ぐウルスラ ビート板でバタバタ泳ぐルーシー 「ヅガマエダゾ〜!!」 「モウ…ニガサンゾ〜!!」 空中を泳いで逃げるウルスラ 「きゃっ!!」 とルーシーはさけぶ 「ルーシーどうしたの?」 ル

派遣王女☆ウルスラ / 第5話(7,986文字)

■第5話■ ジャングルスパリゾート(JSR)経営へ 扉絵 1頁 やっぱりナダル王の策略 グレナダ城のさらに地下 コツコツコツコツ ウルスラたちの牢から伸びる赤い絨毯 そのどんつきを横切ろうとする人影 ドワーノフ王の声 「ささ、おふたり。こちらへどうぞ」 カフカ王子夫妻はドワーノフの後ろにつづく ドワーノフは満面の笑みで 「こちらが先ほどの食事を料理した地下になります」 ドワーフ王の回想 黒電話にでるドワーノフ 「おお、ナダル王。なに!?それはまことか」 「カテリー

派遣王女☆ウルスラ / 第4話(7,994文字)

■第4話■ 密林の国、グレナダ 扉絵 1頁 コンテナハウス 広大な海の上 無国籍のコンテナ船(ナダル国御用達の武器密輸タンカー)に積まれた、国外に向けて軍の兵舎用に輸出されているコンテナハウスのなか ウルスラはカーテンを開ける 「あ〜あ、よく寝た」 ボッチはベッドの横にあるノートパソコンをパタンと閉める 「現代の戦争設備はすごいですな武器の商いも手広い」 カテリーナはうなずく 「コンテナハウスが兵舎になる時代なんてね」 ウルスラは両目を札束にして光らせる キラッーン

派遣王女☆ウルスラ / 第3話(7,628文字)

■第3話■ BADコンテスト(後編) 扉絵 1頁 ウルスラおばさま? 「ぎゃッ!!」 ズコーッ!! カフカ王子の腕に絡ませるアリス ウルスラはテーブルクロスを歯軋りする。摩擦で煙がでる アリスはウルスラに微笑んで 「あらどうしたの、ウルスラおばさま?」 「じぇ!!」 ウ ☆ ル ☆ ス ☆ ラ ☆ ☆ O ☆ BA ☆ SA ☆ MA ☆ 「ナダルお父さまの妃は私のお継母さまですわ」 「ガッヴィーッン!!」 ウルスラはズッコケる。一瞬、まちがえてタイムスリップし損

派遣王女☆ウルスラ / 第2話(6,679文字)

■第2話■ BADコンテスト(前編) 扉絵 1頁 円卓の準備 砂漠の軍事国家、グランディア城 宴を催す居館(パラス)の一室 壁際には、城の貴婦人らが刺繍した騎士道物語のタペストリーがさがる。床に敷物がひろげられ、その上に草花が撒き散らされる。敷物には香水がまかれ、食卓の下では侏儒の給仕が香を焚きはじめる。辺りは芳しい匂いで充満する ウルスラは円卓の、陽が当たらぬ席に黙って座っていた。豪奢で煌びやかな世界に、ただ、息をのむばかりだ 昨日もまったく同じ豪華な宴席だった。

派遣王女☆ウルスラ / 第1話(6,637文字)

■第1話■ 戻ってきたぞ 扉絵 1頁 地上にでたぞ 東の果て、イグアラン島 城の裏手の森 ずぽっ!! 古井戸から老婆の手が出、縁をつかまえ、山の姿をした老婆がでてくる カラスは古井戸の縁に止まってしゃべる 「古井戸から山のBBAがでてきた。シュールだ」 「ぷはーッ!!」 「うっさいわ!!」 カラスは左右の羽を腰にあて 「ほれ、もう少しだ、ウルスラ!! がんばれっ!!」 ウルスラ、さけぶ。 「助けんかいッ!! それでも父親かッ!! 魔王を倒した勇者かッ!!」