【映画ネタバレあり】26世紀青年というバカ映画
ネタバレ有だけどまぁそんなに気にしなくていいだろう映画「26世紀青年」についてのレビューです。見るとIQが20くらい下がります。
ストーリー
軍人のジョーは、平均的アメリカ人の代表として極秘プロジェクト「冬眠プログラム」の実験台に選ばれた。だが冷凍保存されたまま忘れ去られ、目覚めたのは西暦2500年。国民の民度は著しく低下し、まともな人間がジョーしかいない状態になっていた。
主人公と共にコールドスリープした女性以外はめちゃくちゃアホになっていて大統領もプロレスで優勝したからなったみたいなめちゃくちゃな世界。病院や経済、政治も機能しておらず、コンピューター頼り。主人公ジョーは超絶簡単な知能テストで世界一の天才とされる。この作品は転生最強主人公物である(?)
雑感
下品。みんな突き抜けたアホなのでテレビでは金玉を蹴られる男の番組が大人気だったり、賞を総なめした映画はケツの映像がひたすら流れてるストーリーもへったくれもない映画だったり、水道からはスポーツドリンクが出てきたり、裁判長がノリで有罪にしたりとめちゃくちゃ。細かいとこに突っ込んでたらキリがない、頭空っぽにして笑える映画ですね。
主人公が天才なので大臣として農作物や経済の問題を解決するよう大統領に依頼されるのだが、他の大臣がアホすぎて理論的な会話が成立しない。特に畑に水じゃなくてスポーツドリンクがまかれているせいで作物が育たないことを説明しても全然伝わらないから、主人公が「僕は植物と会話できる。それで植物が水が欲しいと言っているんだ」と説明したところ、全員一致で納得するくだりは最高にバカで笑えた。
社会風刺的側面
なんで国民がアホになってるかというと、知識人は慎重なため子供を産むコストやリスク等を考えてなかなか子供を産まない。対して何も考えず浮気しまくり子供産みまくるIQの低い人間の子孫がどんどん増える。それが積み重なってそうなったと。これは2006年のアメリカ映画だが、現代の日本でも結婚、出産する余裕がないという風潮があり少子化まっしぐらなわけで世界的にみてもあながちバカに出来ない内容かなと思ったりもする。
バカ映画がオスカー賞総なめみたいなくだりは大衆受けするストーリーがない映画に対する皮肉だなーとも思った。最もこの映画自体がむちゃくちゃカオスな映画でそれも意図して作ってるんだと思う。
主人公の最大の主張として本を読め、考えろ、学べ、って叫ばれるわけだが、この映画の惨状からみて学びの大切さが少しは感じ取れるかも。内容は本当にバカバカしさマックスだけど。
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