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なぜ統計学を勉強するのか。

最近、統計学が最強の学問であるを読んでいるので、個人的に統計学を勉強しといたほうがいい理由をメモっておこうと思います。
何かを勉強するための理由を明確にする
のは大事なことなので。

1.根拠のない理由に惑わされないため

たまーに親や教師などに、「私が学生の頃は〇〇だったから、××はしないほうがいい」、「君より〇年長く生きた身として言わせてもらう」みたいな年の差をアピールしつつ説得してくる人に会ったことあると思います。
自分が無知な頃は、「そうなんですね、気を付けます」となんとなく流して聞いていました。

しかし、この文句に説得力を感じるというのはかなり危ないと思います。
なぜなら、その人の過ごしてきた時代や環境は今の私たちとは違うものだからです。時代も環境も違うので、そのまま現状に当てはめるなんてことはできないはずです。適切な手法とは動的で、その時その場で変わるものです。(例外はあると思いますが)

統計学の使われ方としては、原因の特定があります。
「ある条件に当てはまる人は、このような傾向がある」みたいな感じです。
これを適切に推定するために、たくさんのデータを集め、誤差やら何やらいろいろ考慮して結論を出すわけです。
一方で、ある人の昔話は無数に存在する人の経験のうちの一つであり、それが偶然うまくいったとかの外れ値的情報であるかもしれないということを考えると、思考停止で信じるのはよくないです。

その人の年の差アピールは何も説得力を担保しません。人より年齢を重ねているだけで上手くいく、適切なアドバイスができるのであれば誰でも指導者として食べていけるようになるのでは?と思います。
そんな根拠のない主張に流されないようにするためです。

2.適切な主張ができるようになるため

これについては1.で述べたのとは逆の立場、つまり自分が根拠もなく主張して周りを惑わす側にならないようになるためです。
何かを主張したいと思ったら、適切なデータを用意して分析して述べましょうという意識をもつためです。
もしデータを用意できない場合には、代わりに分析してくれてる論文もしくは本から引用するとかは心掛けたいです。

もし論文や本から引用しようと思ったら、その調査対象をちゃんと見ましょう。もしかすると、特定の大学の学生を対象にとかのかなり限られた範囲を調査対象にされたものであると、その論文の結果を自分の置かれている状況に当てはめることが出来るかを慎重に検討する必要があると思います。

3.仕事のため

これは単純な話、統計の知識を持ってある事象を分析し、適切な傾向をつかみ適切な提案ができるというのは仕事になるからです。
データサイエンティストなどと呼ばれる仕事ですね。

ここ最近はkaggleなどのコンペサービスの認知が広まっているのもあり、kaggleで優秀な成績をおさめている人を企業で奨励するみたいな動きはよく見るようになりました。kaggle自体もコンペで優秀な成績で上位に入ると賞金がもらえたりします。
このような動きをみると今後も統計学を適切に用いることが出来る人は安定して稼げるように思えます。

いろんな企業でデータサイエンティストは募集しているので、就職にも困らないのかな、、、
専門的に取り組めそうだと思ったら、やっておいて損はしないと思います。

まとめ

ここまでで、
1.根拠のない理由に惑わされない
2.適切な主張ができるようになるため
3.仕事のため
の3つを挙げました。
これらの理由自体は統計学関係なく求められるスキルなのかなと思います。

この意見自体は参考にならなくても、最初に述べた通り、何かを勉強するための理由を明確にすることは大事です。
理由を明確にするかどうかの差は、能動的か受動的かという差を生むと思います。

基本的に能動的に勉強しなければ身につかないという人であれば、若干こじつけっぽくなってもいいので、理由を明確にしておくのはいいんじゃないでしょうか?

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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